北朝鮮ミサイル発射 ミサイルも実は中国製か?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/k10014387971000.htmlより、
ミサイル残骸 新たに3点回収
12月23日 20時31分
北朝鮮が発射した事実上の長距離弾道ミサイルについて、韓国軍は23日、朝鮮半島西側の黄海に落下した残骸3点を新たに海底から回収したことを明らかにし、写真を公開しました。
韓国軍は、北朝鮮が今月12日に発射した3段式のミサイルの一番下にあたる1段目の残骸を朝鮮半島西側の黄海の海底から回収し、これとは別に、21日新たに3点を発見しました。
このうち2点は、先に引き揚げた酸化剤のタンクの下につながっていたとみられる燃料タンクの残骸で、表面には数字の「3」の字が確認でき、北朝鮮が「ウンハ3」と付けたミサイルの名称の一部とみられます。
もう1点は、タンクとエンジンを連結するリングだとしています。
韓国国防省のキム・ミンソク報道官は、23日、「先に引き揚げた酸化剤タンクとともに、北のミサイル開発の能力を評価し、さらに正確に分析することができる資料になるだろう」と述べて今後の詳しい調査に期待を示しました。
ただ、北朝鮮の能力解明の大きなカギとなるエンジン部分はまだ見つかっておらず、韓国軍は海底の捜索をさらに続けることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/k10014381881000.htmlより、
北朝鮮 大陸間弾道ミサイル開発念頭か
12月23日 12時24分
今月北朝鮮が人工衛星の打ち上げだと主張して発射した事実上の長距離弾道ミサイルについて、韓国国防省の関係者は、回収した残骸を分析した結果、核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイルの開発を念頭に置いたものだという見方を示しました。
韓国国防省は、今月12日に北朝鮮が発射した事実上の長距離弾道ミサイルの残骸を黄海で回収し、アメリカの専門家と合同で行った分析の結果を発表しました。
それによりますと、回収した残骸は3段式のミサイルの1段目にあり、燃料を燃やすための酸化剤が注入される長さ7.5メートルのタンクだということです。
会見した国防省の関係者は、人工衛星を打ち上げる場合、酸化剤には一般的に液体酸素が使われると指摘したうえで、「北朝鮮は、長期間保存が可能な赤煙硝酸を酸化剤に使っていて、人工衛星用のロケットというよりは、大陸間弾道ミサイルを開発する意図があるのではないか」との見方を示しました。
また、赤煙硝酸には推進力を高める効果があり、かつてソビエトが弾道ミサイルの開発で使ってきたと説明しています。
さらに、タンクの材質はアルミニウム合金で、輸入品の可能性も否定できず、今後の調査で輸入されたものだと判明すれば、ミサイル技術の拡散を防ぐ国際的な枠組みで規制の対象にあたるかどうか検討する必要があるとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121222/k10014371181000.htmlより、
北朝鮮 ミサイル発射継続姿勢鮮明に
12月22日 10時1分
北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記は「より強力な運搬ロケットを多く開発して打ち上げなければならない」と演説し、国際社会の非難を無視して、今後も長距離弾道ミサイルの発射を継続していく姿勢を鮮明にしました。
北朝鮮のピョンヤンでは、今月12日に強行した事実上の長距離弾道ミサイルの発射に関わった科学者らのために、21日、朝鮮労働党中央委員会の主催で宴会が開かれ、キム・ジョンウン第1書記が夫人や幹部とともに出席しました。
この中で、キム第1書記は演説を行い「わが党は、衛星と運搬ロケットの保有を、国家の体面を備えるための重大な課題として掲げている」と述べました。
そのうえで「さまざまな実用衛星と、より強力な運搬ロケットを多く開発して打ち上げなければならない」と強調しました。
北朝鮮は、ことしを「宇宙開発5か年計画の最初の段階」と位置づける一方で、「われわれの戦略ロケット軍は、日本やグアム、ひいてはアメリカ本土までを攻撃の範囲に置いている」と主張しています。
軍の最高司令官に就任してから今月30日で丸1年となるキム第1書記の今回の発言は、国際社会の非難を無視して、今後も長距離弾道ミサイルの性能向上を目指し、発射を継続していく姿勢を鮮明にしたものと言えます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121219/k10014282401000.htmlより、
北朝鮮 発射を10月にイランに説明
12月19日 5時40分
北朝鮮による事実上の弾道ミサイルの発射について、北朝鮮が、公式発表の1か月以上前のことし10月にイランに知らせていたことが明らかになり、ミサイル技術を巡って協力関係にあると指摘される両国が密接に情報交換していたことを伺わせています。
これは、ことし10月中旬に、北朝鮮のピョンヤンを訪問したイラン議会の外交団の代表を務めたタラッギ氏が、NHKの取材に明らかにしました。
タラッギ氏は朝鮮労働党のキム・ヨンイル書記らと会談した際、「人工衛星の打ち上げ準備ができている」などと説明を受け、発射の予定を事前に告げられたということです。
北朝鮮側は軍事目的ではないと説明し、これに対しイラン側は、「人工衛星の打ち上げ能力は欧米だけに独占させるべきでない」として、歓迎の意を示したということです。
会談では、欧米諸国の経済制裁による影響を和らげる方法についても議論され、エネルギーや食糧の分野で両国の協力を拡大することなどを確認したということです。
北朝鮮が事実上のミサイルの発射計画を発表したのは今月1日で、その1か月以上前にイラン側に計画を知らせていたことになり、両国が密接に情報交換していたことを伺わせています。
イランは北朝鮮へのミサイル技術の協力を強く否定していますが、欧米諸国は、両国が核やミサイルの分野で秘密裏に協力しているとみて警戒を強めています。
イランと北朝鮮の関係
イランと北朝鮮はともに国連の安全保障理事会や欧米諸国が経済制裁を強化するなか、ミサイル技術や核開発などで秘密裏に協力を続けていると指摘されています。
北朝鮮のナンバーツーのキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長は、ことし9月、首都テヘランを訪問して、イランの最高指導者ハメネイ師やアフマディネジャド大統領ら指導部と相次いで会談し、両国の関係強化を確認しています。
ミサイル技術についてイランは、北朝鮮よりも先の3年前に人工衛星用のロケットの打ち上げ成功を発表しています。
アメリカ軍は今年4月に、北朝鮮が発射した事実上の弾道ミサイルについて、イランのロケット技術が採用された可能性が高いと分析しており、先週の発射についてもイランの技術者が協力した可能性が指摘されています。
これに対しイラン外務省や国防軍需省は、「北朝鮮との技術協力はなく、欧米側の宣伝工作だ」と強く否定しています。
また核開発を巡っては、去年、国連が、イランと北朝鮮が中東のシリア経由で、核関連技術をやりとりしている疑いがあると指摘する報告書をまとめており、欧米諸国が警戒を強めています。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012121401001691.htmlより、
金第1書記が自ら発射命令 党機関紙が写真公開
2012年12月14日 19時22分
(写真)金正恩第1書記が自ら記入した発射命令の写真(手前)を1面に掲載した北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」(共同)
【平壌共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は14日、金正恩第1書記が12日の発射を平壌郊外の指揮所で見守ったことを伝え、「党中央は衛星打ち上げを承認する」と第1書記が自ら記入した発射命令の写真を1面に掲載した。テレビやラジオも市民の声などを交え「発射成功」を大きく取り上げ続けている。
平壌中心部の金日成広場で14日開催された発射の祝賀大会には、10万人以上の市民が動員されたとみられる。大会には金第1書記は出席しなかったが、側近の一人である金己男朝鮮労働党書記が発射について「民族の大慶事。(成功は敵対勢力に対する)無慈悲な鉄ついだ」と演説した。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121214/k10014192131000.htmlより、
“ミサイル”残骸の一部を公開
12月14日 18時8分
12日、北朝鮮が発射した事実上の長距離弾道ミサイルについて、韓国軍は14日、海底から引き上げた残骸の一部をメディアに公開し、北朝鮮のミサイル開発能力を分析していく考えを明らかにしました。
韓国軍は、朝鮮半島西側の黄海に落下した残骸の一部を発見し、13日、深さ80メートルの海底から引き上げて、14日、中部ピョンテクにある海軍基地に搬入しました。
内外のメディアに公開された残骸は、3段式ミサイルのいちばん下にある1段目で、直径2.4メートル、長さ7.6メートルの円筒の形をしていて、重さは3.2トンあります。
表面には、北朝鮮が名付けた「銀河」を意味する朝鮮語の「ウンハ」の文字がはっきりと残っていたほか、底の部分には4箇所の穴が開いていて、細かい配線も確認されました。
今回回収した残骸について、韓国軍の担当者は、1段目の燃料タンクと考えられると説明しています。
韓国軍は、ことし4月の発射の際には残骸を見つけることができず、一部を回収できたのは今回が初めてです。
韓国国防省は今後、アメリカの専門家とも協力しながら残骸の成分やタンク内に燃料が残っていないかどうかなどを詳しく調べ、北朝鮮のミサイル開発能力を分析していくことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121214/k10014189151000.htmlより、
キム第1書記の発射命令書類 写真公開
12月14日 16時18分
北朝鮮は12日、事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことに関連して、キム・ジョンウン第1書記が、およそ2時間前に発射を命じたことを示す署名入りの書類の写真を公開し、キム第1書記の最終的な判断によって発射が成功に終わったことを強調しました。
この書類は北朝鮮の宇宙空間技術委員会が、発射準備を終えたことを報告したもので、表紙にはキム・ジョンウン第1書記の署名とともに、直筆とみられる文字が書かれています。
この中で「発射を承認する。2012年12月12日午前10時に発射すること」と、キム第1書記が発射を命じたことが記されており、北朝鮮の国営メディアによりますと、命令は発射のおよそ2時間前に伝えられたということです。
実際に発射したのは、命令された時間よりおよそ10分早い午前9時50分ごろでしたが、北朝鮮としてはキム第1書記の最終的な判断によって、発射が成功に終わったことを強調し、キム第1書記の実績作りに利用しようとする思惑があるものとみられます。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012121401001375.htmlより、
韓国、ミサイル残骸を初回収 技術解明に期待
2012年12月14日 12時42分
【平沢(韓国西部)共同】韓国軍は14日未明、北朝鮮が12日に発射した事実上の長距離弾道ミサイルの残骸を韓国西方の黄海の海底から引き揚げ、ソウル近郊の平沢海軍基地へ移送した。国防省報道官は、北朝鮮のミサイルの残骸を入手したのは初めてとしている。
回収したのはミサイル1段目の燃料タンクとみられる。韓国政府は、合金の成分比や内部に付着している可能性のある燃料の解析から北朝鮮のミサイル技術の一部を解明できると期待している。
残骸は発射直後の12日昼前に、海上に浮いているのを韓国軍が発見。ロープをくくり付けたが同日午後、水深約80メートルの海底に沈んでいた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012121400394より、
北朝鮮ミサイル残骸を回収=韓国
【ソウル時事】韓国国防省報道官は14日、北朝鮮が12日に発射した事実上の長距離弾道ミサイルの1段目の残骸を黄海で回収したと発表した。
残骸は12日に発見した。ブースターの一部とみられ、直径2.4メートル、長さ7.6メートル、重さ3.2トン。円筒形で、ミサイルの名称「銀河3」の「銀河(ウンハ)」の発音を表すハングルが書かれている。1段目は韓国西方沖の黄海で、四つに分かれて落下したとみられていた。(2012/12/14-12:35)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012121300519より、
ミサイルの残骸発見=1段目の燃料タンクか-韓国軍
【ソウル時事】韓国国防省報道官は13日、北朝鮮が12日に発射した事実上の長距離弾道ミサイルの1段目の一部とみられる残骸を黄海で発見したと発表した。回収し、分析作業を進める。
軍関係者によると、残骸は全羅北道の群山西方沖160キロ沖の海上で見つかった。長さ約3メートル、直径約1・6メートルの円筒形で、燃料タンクとみられる。ミサイルの名称「銀河3」の「河(ハ)」の発音を表すハングルが書かれている。
韓国軍は、北朝鮮による4月の長距離弾道ミサイル発射の際も残骸の回収を試みたが、空中爆破で破片が広範囲に散らばったため、発見には至らなかった。今回は回収した残骸の構造や材質などを調べ、北朝鮮ミサイルの性能を分析する。(2012/12/13-16:20)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121300090より、
全イージス艦迎撃可能に=米、日本に装備売却方針-海自、ミサイル防衛強化で
北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が増す中、米政府が海上自衛隊のイージス艦2隻の近代化に必要な装備を売却する方針を決め、日本政府に伝えていたことが13日までに分かった。売却により海上自衛隊のイージス艦6隻全てが弾道ミサイルの迎撃能力を持つことになる。
米国防総省は今月10日、ミサイル追尾能力は持つものの迎撃ミサイルを搭載していないイージス艦「あたご」と「あしがら」について、能力向上のために総額4億2100万ドル(約350億円)の装備を売却すると米議会に通告した。この売却により、2隻は海上配備型迎撃ミサイルSM3の搭載が可能になり、日本の領域に飛来する弾道ミサイルの迎撃能力を保有することになる。
同省は「売却は重要な同盟国である日本政府の要請に基づくもので、日米安保条約の目的に資する。地域の軍事バランスを変えるものではない」としている。(2012/12/13-07:00)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/08/2012120800422.htmlより、
記事入力 : 2012/12/08 10:59
中国が全米射程のミサイル実験、北の発表前日に
中国が北朝鮮によるミサイル発射計画の発表前日に当たる先月30日、全米を射程圏内に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)のDF-31A(東風31号A)の試験発射を行ったことが分かった。習近平総書記体制の発足以来初めて米国に武力を誇示するのが狙いだったとみられる。
中国紙・環球時報(電子版)は7日、米インターネットメディアの「ワシントン・フリービーコン」の報道を引用し、移動式の発射が可能なDF-31Aの今年2回目の試験発射が先月30日に行われたと報じた。
中国軍は尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる問題で米中が対立した今年8月にも同ミサイルの試験発射を実施している。
DF-31Aは中国が2007年に実戦配備したICBMで5個の核弾頭を搭載でき、射程距離は1万3000キロメートルに達する。
フリービーコンによると、同ミサイルは中国山西省五寨県にある第2砲兵ミサイル基地から西に向かって発射された。米国の偵察機や偵察衛星もミサイル発射を探知したという。しかし、米国防総省の報道官は具体的な論評を避けている。
中国はこれまでミサイル発射で政治的なシグナルを外部に送ってきた。フリービーコンは「今回の試験発射は中国軍部が対米強硬姿勢を強調する狙いがあった」と分析している。
米国のアジア軍事問題専門家、リチャード・フィッシャー氏は「DF-31Aが中国西部の青海省にある地下格納庫から発射されれば、米ノースダコタ州にある米ICBM基地を攻撃するのに十分な射程距離を備えている」と指摘した。
北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120823/mds12082319240009-n1.htmより、
中国、新型ICBMを試射か 米本土攻撃を想定
2012.8.23 19:23
米ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」などは23日までに複数の米当局者の話として、中国が7月24日に最新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」の発射実験を実施したと伝えた。
同サイトなどによると、米当局者は、現在配備している核弾頭搭載可能のICBM「東風31A」がインドなどを攻撃目標に想定しているのに対し、東風41は米国への攻撃を念頭に開発されていると警戒している。
東風31Aも射程1万キロ以上あり、米国のほぼ全土を射程に収めるとされるが、東風41はさらに数千キロ射程が延び、敵のミサイル防衛網を突破するための技術が備えられている。
最大10個の弾頭を搭載、それぞれが異なる目標を攻撃できる能力を持つほか、可搬式で敵に察知されにくい。(共同)