ノロウイルス 「対策はまず敵を知ろう」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121230/k10014528891000.htmlより、
ノロウイルスの特徴と注意点
12月30日 4時51分

ノロウイルスは、主に冬場に急性の胃腸炎の原因となるウイルスの1つで、感染力が非常に強いのが特徴です。
僅か数個でも感染し、腸の中で増殖を繰り返して下痢やおう吐などの症状を引き起こします。
ウイルスがついた手や食べ物などを介して口から感染します。
潜伏期間は1日から2日で、健康な大人の場合は数日で回復しますが、子どもや高齢者などでは脱水症状を起こして重症化したり、吐いた物をのどに詰まらせて窒息し死亡したりするおそれがあります。
ノロウイルスにワクチンや特効薬はなく、発症した場合、吐き気を止めたり胃腸を整えたりする薬などを使うのが一般的だということです。
下痢止めの薬は回復を遅らせることがあるため、使わないほうが望ましいとされています。
通常、症状が続く時間は短く、その間に脱水症状にならないよう水分の補給を心がけることが大切です。
ただ、症状がなくなっても通常では1週間程度、長いときには1か月程度、便の中からウイルスが検出されることもあるため、引き続き感染への注意が必要になります。
アルコールによる消毒はほとんど効果がなく、患者の便や吐いた物を処理する際には、マスクや手袋をして雑巾などで拭き取ったうえで薄めた塩素系の消毒剤で消毒します。
患者が触れたドアノブや日用品などからウイルスが検出されることもあるため、同じように消毒が必要です。
また、食べ物を通じて感染する場合も多く、特に子どもやお年寄りなどは、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べることが大切です。
加熱の目安は85度以上で1分以上とされています。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/121224/bdy12122403200001-n1.htmより、
産経新聞【主張】ノロウイルス 幼児や高齢者を守りたい
2012.12.24 03:19

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎が、全国で猛威をふるっている。冬場に起こる突然の激しい下痢や嘔吐(おうと)の原因として知られるが、今冬は過去10年で最も流行した平成18年に次ぐ勢いで患者が増えている。
 大抵の場合は自然に治癒するものの、感染力は非常に強い。体力のない老人や病人、幼児は重症化しがちだ。宮崎県日南市内の病院では22日までに、入院中の70~80代の患者6人がノロウイルス感染が引き金となって死亡している。まずはひとりひとりが感染の防止に日頃から留意することが大切だ。
 厚生労働省は感染予防のため、手洗いの励行や食品の十分な加熱に加え、患者の便や吐瀉(としゃ)物については、塩素系の漂白剤を浸した布などでしっかりと水ぶきするなど、適切な処置を心がけるよう呼びかけている。
 感染症の予防には、その病原体の特性をよく理解する必要がある。ノロウイルスは食品を介して感染することもあるが、人の吐瀉物などから飛散することで感染することの方が多いようだ。
 微量でも次々に感染していく。水洗トイレでウイルスが水しぶきといっしょに飛び散って、周囲に感染を広げるケースもある。
 いま流行しているウイルスは、過去のタイプと違い遺伝子が変異している。感染経験があり免疫があっても、再び感染する恐れはある。発症した場合、症状が消えても1週間はウイルスを排出する。その間は外出を控えるなど他人にうつさない気遣いも必要だ。
 通常、感染すると24~48時間で症状が出て、それが2日ほど続く。治療薬はなく、症状に応じた対症療法が頼りだ。脱水症状や体力の消耗に気を付け、栄養補給を十分に行うことが肝要である。
 高齢者施設や病院、保育園ではノロウイルスの集団感染が起こりやすい。感染や拡大の防止には家庭ぐるみ、施設ぐるみでの対策が欠かせない。せっけんで消毒はできないが、丁寧な手洗いによりウイルスを落とす効果はある。
 鼻や喉の粘膜が乾燥しやすい時季だ。ノロウイルスだけでなく、インフルエンザも流行期に入った。感染症は対応が後手に回ればあっという間に蔓延(まんえん)し、社会機能もマヒさせかねない。
 ノロウイルスを、たかが、おなかを下す風邪にすぎないと侮ってはならない。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122301001367.htmlより、
宮崎でノロ集団感染6人死亡 78~88歳の入院男性 
2012年12月23日 20時40分

 宮崎県日南市の医療法人春光会東病院は23日、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染が発生し、入院患者や職員計44人が下痢や嘔吐の症状を訴え、うち入院中の78~88歳の男性患者6人=いずれも日南市=が死亡したと発表した。ノロウイルスとみられる感染性胃腸炎の全国の患者数は過去10年で最多だった2006年に迫る勢いで増えており、厚生労働省は注意を呼び掛けている。
 国立感染症研究所によると、感染性胃腸炎の患者数は最新の今月3~9日分で、統計を取っている1医療機関当たり平均19・62人。06年のピーク時は22・81人だった。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012122300055より、
病院で患者6人死亡=ノロウイルス検出、集団感染か-報告に遅れ・宮崎

 宮崎県は23日、同県日南市の医療法人春光会東病院(加藤久仁彦院長)で入院患者と職員計44人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、うち78~88歳の患者6人が死亡したと発表した。他の患者5人からノロウイルスが検出されており、県は集団感染とみて調べている。
 県や東病院によると、12~22日までに入院患者30人と職員14人が感染性胃腸炎を発症。14~22日に男性患者6人が死亡した。23日現在で患者9人と職員2人が症状を訴えており、うち患者5人が重症。
 最初に死者が出たのは14日だが、東病院は17日に簡易検査でノロウイルスの陽性反応が出たと日南保健所に連絡した際も、死者が出ていることを伝えなかった。県は重症者が発生した場合は報告するよう求めていたが、死者の報告は22日だった。
 県庁で記者会見した春光会の宮路重和理事長は「患者の対応に追われ、報告がきちんとできていなかった。隠していたわけではない。誠に申し訳ない」と陳謝。東病院には脳梗塞などで寝たきりの患者が多く、日常的に嘔吐などの症状が出ていたため、ノロウイルスを疑うまで時間がかかったと説明した。(2012/12/23-19:09)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/k10014387711000.htmlより、
ノロウイルス集団感染 衛生管理に問題か
12月23日 18時57分

入院患者がおう吐や発熱の症状を訴えて6人が死亡した宮崎県日南市の病院では、看護師などが汚物を処理するたびに医療用の前掛けを取り替えるよう、保健所から指導されていたにもかかわらず、1人の患者に対して同じ前掛けを1日中使い回していたということで、宮崎県は病院の衛生管理に問題があったとみて調べています。
宮崎県庁で開かれた記者会見の中で、医療法人春光会の宮路重和理事長は、看護師や患者の介護にあたる職員が使用している医療用の前掛けについて、汚物を処理するたびに毎回取り替えるよう保健所から指導されたにもかかわらず、1人の患者に対して同じ医療用の前掛けを1日中使い回していたことを明らかにしました。そのうえで宮路理事長は、「全国的にノロウイルスの感染が広がったため医療用の前掛けが品薄になり、入手できなかった」と釈明しました。
また、会見に同席した日南保健所の担当者は、この病院の看護師などが汚染したおそれのある医療用の前掛けを素手で扱っていたことも明らかにし、「十分な予防策がとられていなかったのではないか」と指摘しました。宮崎県は病院の衛生管理に問題があったとみて、感染が拡大した詳しい状況などを調べています。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122301001561.htmlより、
山梨、千人超がノロ感染か 仕出し弁当で
2012年12月23日 18時40分

 山梨県は23日、同県甲斐市の「るんるんランチ」が製造した仕出し弁当を食べた県内372事業所の1184人が、下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えたと発表した。同店の従業員を含む32人からノロウイルスを検出、重症者はいないという。
 県によると、今月10~12日に製造した弁当が原因とみられる。同店は山梨県内の企業など約870カ所に、主に昼食用として1日約3800食の弁当を提供。県はすべての事業所を対象に調査を進めており、発症者はさらに増える可能性がある。
 県は14日付で、るんるんランチに営業禁止処分を出した。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/k10014387601000.htmlより、
弁当による食中毒 患者数1180人余に
12月23日 18時33分

山梨県甲斐市の仕出し弁当店で作られた弁当によるノロウイルスが原因の集団食中毒で、山梨県はこれまでに確認された患者数は合わせて1180人余りに上ると発表しました。
いずれも症状は軽く、入院した人はいないということです。
この集団食中毒は、今月13日、山梨県南巨摩郡の事業所で甲斐市玉川の仕出し弁当店「るんるんランチ」が作った弁当を食べた数人が下痢や吐き気の症状を訴えていると連絡があったものです。
山梨県のこれまでの調査で、患者や従業員などからノロウイルスが検出され、県はノロウイルスが原因の集団食中毒と断定し、ほかに患者がいないか調査しています。
県によりますと、これまでに確認された患者数は山梨県内の372の事業所で合わせて1184人に上るということです。いずれも症状は軽く、入院した人はいないということです。
県は今月10日から12日にかけて作られた弁当を中心に引き続き食中毒の原因となった食材の特定を行うとともに、この店では山梨県内などの企業に1日当たりおよそ3800食の弁当を提供していることから、さらに患者が増えるおそれがあるとみて調べています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/k10014387391000.htmlより、
“ノロウイルス疑って対応を”
12月23日 18時17分

宮崎県日南市の病院で、入院患者と職員合わせて44人がおう吐や発熱の症状を訴え、このうち70代から80代の入院患者6人が死亡しました。
宮崎県はノロウイルスによる集団感染とみて調べています。
これについて、ノロウイルスなど感染症に詳しい昭和大学医学部の二木芳人教授は「この冬は例年以上にノロウイルスが流行していることを踏まえて、おう吐や下痢の患者が出た場合まず第一に、ノロウイルスを疑って感染が広がらない対策を最初から取ることが必要だった」と指摘しています。
そのうえで、「部屋が別々の患者が次々とノロウイルスに感染していることから病院職員の手や衣服、それに医療器具などを通じて感染が広がった可能性も考えられる。職員が着用する医療用のエプロンは使い捨てにするなど感染防止対策を徹底する必要がある」と話しています。
また、二木教授はノロウイルスについて「若い人や健康な人は感染しても一定期間で症状が回復するが、一度感染すると下痢やおう吐を繰り返して脱水症状などを起こすため、高齢者や小さい子どもには感染させないように注意しなければならない。ノロウイルスはアルコールに耐性があるため、アルコール消毒だけでなく、こまめに手を洗って、ウイルスを水で洗い流す必要があるほか、おう吐物や排せつ物が付いたものを処理する際には塩素系の消毒剤を使うよう徹底してほしい」と話しています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012122202000133.htmlより、
東京新聞【社説】ノロウイルス 対策はまず敵を知ろう
2012年12月22日

 ノロウイルスとみられる感染性胃腸炎が流行している。子どもから高齢者まで感染は拡大の一途だ。強い感染力のあるウイルスを封じ込めるには、まず敵の特徴や具体的な対策を知ることである。
 ノロウイルスは冬に多く発生する食中毒の原因だ。食事などを介して感染すると小腸で増殖する。一~二日の潜伏期間の後、猛烈な嘔吐(おうと)や下痢に繰り返し襲われる。重症だと一日十回以上にわたって苦しめられる。治療薬はなく対症療法しかない。
 体力が低下した高齢者は感染すると深刻化する場合がある。今月、大分県内の病院に入院中の男性患者(84)がノロウイルスによる感染性胃腸炎で死亡した。介護施設などのほか小学校や保育所などでも被害が出ている。
 感染は世代を問わない。千葉県内のホテルに宿泊中の中学生らが症状を訴え、六十人以上が病院に搬送された。
 広島県内の海上自衛隊基地でも隊員ら四十八人が下痢や発熱などの症状を訴え、一部の人からノロウイルスが検出された。
 国立感染症研究所によると、最近一週間に全国約三千の小児科の医療機関が報告した感染性胃腸炎患者数は六万一千人を超えた。この十年間では二〇〇六年に次ぐ猛威だ。患者発生のピークは例年十二月で引き続き警戒が要る。
 ノロウイルスの特徴はその強力な感染力だ。感染拡大を防ぐには手洗いや、家族間のタオルの共有を避けるなどインフルエンザと同じ対策に加え、さらに注意点がある。まずそれを具体的に知ることが大切だ。
 患者の嘔吐物には大量のウイルスが含まれる。〇六年にホテルでカーペットに付いた患者の嘔吐物の消毒が不十分で、乾燥したウイルスが空気中に浮遊して三百人超が発症したケースもある。
 嘔吐物の処理には使い捨てのエプロン、マスク、手袋を着用する。拭き取った後の床などは塩素系薬剤で消毒する。拭き取りに使ったペーパータオルなどはビニール袋に入れ密閉して廃棄する。
 便にもウイルスが混じっているのでトイレのドアノブを消毒したり、患者の汚れた衣服は熱湯消毒するなど細心の注意が必要だ。
 感染が疑われたら医療機関で治療を受け、感染経路を調べて拡大を防ぐことも重要になる。インフルエンザも流行期に入った。年末年始は多くの人が移動し感染を広げやすい。正しい知識で防ぎたい。

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