第24回国連軍縮会議 核兵器の人道問題を議論

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130205/kor13020503360000-n1.htmより、
産経新聞【主張】国連軍縮会議 北の核実験強行を許すな
2013.2.5 03:34 (1/2ページ)

 北朝鮮の核実験予告などで世界の核不拡散・軍縮体制が危機に直面する中で、国連アジア太平洋平和軍縮センター主催の国連軍縮会議が静岡市で開かれ、16カ国・3国際機関から約80人の当局者や専門家らが熱心に意見を交換した。
 とりわけ居丈高な核実験予告をめぐり、初日から対北制裁強化など厳しい対応を求める意見が大勢を占めたのは当然だった。福島原発事故を受けて原発の安全性や核の安全管理にも関心が集まった。核拡散を防ぎつつ、安全な原発を世界に普及する日米の重要な役割が確認されたのは正しい方向といえる。
 核兵器の即時非合法化を求める運動なども紹介された。理想に流されることなく、現実も踏まえて地に足のついた対応を各国政府に求めていきたい。
 会議は冷戦終結を機に1989年から毎年日本で開かれ、通算24回を迎えた。北が核実験を強行した場合は、度重なる国連安保理決議違反を踏まえて「追加制裁は当然」との声が多く、今回欠席した中国に対しても「制裁の厳格な履行や北の説得に責任を果たすべきだ」とする意見が強かった。
 既存の制裁の実効性を高める必要も指摘され、この面でも北に大きな影響力を持ち、安保理常任理事国でもある中国は国際的責任の大きさを認識する必要がある。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130205/kor13020503360000-n2.htmより、
2013.2.5 03:34 (2/2ページ)
 核軍縮では、2年後に迫った核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、核保有国に軍縮を迫る方策に議論が集中した。
 市民団体などから、大規模破壊など人道的見地から核兵器の即時禁止を求める運動がアピールされたが、軍縮交渉の実務者らからは「理想はいいが、NPTを根底から否定する論に陥りかねない」との懸念が出た。
 核抑止の現実を見据え、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准、兵器用核分裂物質の規制などを着実に進める対応が大切だ。
 原発の安全性では福島事故を教訓に政府のリスク評価の不徹底や「安全神話」の過信が論じられた一方、日米の原子力産業や技術開発を「萎縮させるべきでない」との意見が出されたのは重要だ。
 日本の原発は核物質の軍事転用が難しく、安全面でも国際社会の期待度が高い。途上国を中心に原発建設が増える中で、不拡散と安全性の両面で日米が果たすべき役割を改めて認識しておきたい。

http://www.asahi.com/international/update/0202/TKY201302020092.htmlより、
2013年2月2日13時7分
「核廃絶、日本は重要な役割」 国連軍縮担当上級代表

 【渡辺志帆】「平和で安全な未来の創造」をテーマに、各国の政府高官や軍縮問題の専門家らが意見を交わす第24回国連軍縮会議(国連軍縮部など主催)が1月30日から2月1日まで、静岡市で開かれた。会議に合わせ来日したアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表が、朝日新聞のインタビューに応じ、「核兵器の非人道性に焦点を当てた新しい廃絶アプローチに、被爆国の日本は重要な役割を担っている」と述べた。
 ケイン上級代表は、核兵器の非人道性に着目した廃絶の取り組みが近年、多くの国の支持を集めていることについて「国際人道法が、人道に対する罪への各国政府の説明責任を高めた結果だ」と指摘。その上で、「日本は唯一の被爆国であり、原発事故で核エネルギーの危険性を再び経験した今、核兵器廃絶問題に大きな影響力を持つ」と述べた。
 日本は昨年、核不拡散条約(NPT)再検討会議のための準備委員会と国連総会第1委員会(軍縮)で、スイスやノルウェーが提案した「核兵器の非人道性」に焦点を当てた共同声明に署名しなかった。これについて、「日本や私の母国ドイツのように、『核の傘』の恩恵を受ける国が核廃絶を叫ぶことは矛盾もはらむ。まずは各国が対話し、日程表を設けて、段階的な核軍縮に取り組むことが重要だ」と述べた。

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130202/CK2013020202000080.htmlより、
【静岡】国連軍縮会議が閉幕
2013年2月2日

 静岡市清水区の日本平ホテルで開かれた第二十四回国連軍縮会議in静岡は一日、三日間の日程を終えて閉幕した。閉会後の記者会見で、アンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表は「会議の意義を見つめ直すことができる素晴らしい大会になった」と述べた。
 ケイン上級代表は軍縮会議で初めて開催された大学生と高校生による意見発表を評価。「学生が夢や希望を語ってくれたおかげで、私たちが何のために軍縮を目指し、なぜ紛争をなくそうとしているか思い起こすことができた」とたたえた。
 市は開催に当たり、日本平の眺望をPR。例年は夏に開いていた会議を富士山が美しく見える冬に誘致した。ケイン上級代表は「晴れの日が続き、素晴らしい富士山を見ることができた」と笑顔を見せた。
 三日間で市民を中心に延べ千九十四人が傍聴したことには「非常に関心が高く、熱心に傍聴してくれた。忘れられない思い出になった」と語った。
 静岡市で初の本格的な国際会議を誘致した田辺信宏市長も「多くの市民とボランティアの協力で、市民に身近な会議を開催できた」と強調。「この規模であれば運営できる経験を得た」と手応えを語る一方、「大規模になると宿泊施設がない。東静岡駅周辺の開発に合わせて考え、積極的に国際会議を誘致したい」と述べた。
 国連軍縮会議は東海四県で初の開催。「平和で安全な未来の創造 喫緊の課題と解決策」をテーマに、十六カ国の外交官や軍縮の専門家ら約八十人が核軍縮や東京電力福島第一原発事故の教訓などを議論した。

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130202/CK2013020202000026.htmlより、
【静岡】学生ら平和への思い 軍縮会議で発表
2013年2月2日

 静岡市清水区の日本平ホテルで三日間にわたり開催された「第二十四回国連軍縮会議in静岡」。最終日の一日は「世界学生平和会議」があり、地元の静岡大、県立大、東海大の学生ら七人と県立清水東高一年で高校生平和大使の鈴木七海さん(16)が平和や軍縮への思いを発表した。
 学生らは「平和と軍縮」「政治・経済・文化における国家と市民」「諸国・民族の多様性」の三テーマで意見交換した。
 ミャンマーからの留学生で静岡大三年のエイ・ニン・プィン・アゥンさん(25)は「世界中のさまざまな国、民族を容認することは簡単ではない」と現実と理想の難しさを語った。それでも各国の多様性を認め合うことの大切さを訴え「相手の立場から考えて行動することが、平和な世界づくりにつながると思う」と述べた。
 プラントエンジニアになりたいという静岡大大学院の佐藤勝征(かつゆき)さん(23)は「この軍縮会議だけで議論を終わらせず、学生が平和について考える機会を広めていきたい」と話した。
 会議に出席したデンマーク外務省のユッフェ・A・バルスレフ不拡散局担当次官は「将来就いた仕事でも平和を追求してほしい」と若い世代に期待した。(天田優里)

http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20130202ddlk22010072000c.htmlより、
国連軍縮会議:核兵器の人道問題、初議論 「若い人が積極参加」−−閉幕/静岡
毎日新聞 2013年02月02日 地方版

 静岡市清水区の日本平ホテルで開かれていた第24回国連軍縮会議は1日、3日間の日程を終え、閉幕した。閉会後、記者会見したアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表は「今回は初めて核兵器の人道上の問題について議論することができた。これからも検討を続けていく」と総括した。
 3日間で計1094人が会議を傍聴した。ケイン上級代表は「静岡の人たちが真剣に軍縮について考えてくれた証拠だ」と評価。シャロン・リグル国連アジア太平洋平和軍縮センター所長は「今回は若い人が積極的に参加してくれた。今後も学生を巻き込んでいきたい」と語った。
 同席した田辺信宏・静岡市長は今後の国際会議誘致について「市内にはグランシップなど大規模なコンベンション施設はあっても、宿泊先の確保が課題だ」と指摘。JR東静岡駅北側の市有地2・5ヘクタールが未活用となっている問題にも触れ、宿泊施設を誘致する可能性を示唆した。【小玉沙織】

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130131/k10015199781000.htmlより、
日本のプルトニウム貯蔵に懸念
1月31日 17時41分

静岡市で開かれている国連軍縮会議は、2日目の31日、原子力技術の軍事利用を防ぐ核セキュリティーの議論が行われ、日本が、福島第一原子力発電所の事故後も、核燃料サイクル施設の稼働を目指していることについて、プルトニウムの貯蔵が、テロの標的になるなどの危険性を懸念する声が出されました。
2日目の国連軍縮会議は、原子力技術の軍事利用を防ぐ、核セキュリティーが議論されました。
この中で、核問題を研究するアメリカの専門家は、イランが進めるウラン濃縮技術の開発について、「すでにヨーロッパやロシアで確立している技術を、膨大な資金を投じて改めて開発するのは経済性が伴わない」と述べ、あくまで平和利用だとするイランの主張には、根拠がないと指摘しました。
またこの専門家は、日本政府が福島第一原発の事故後も、核燃料サイクル施設の稼働を目指していることについて、「必要のないプルトニウムを大量に保有することになり、賢明とは言えない」と述べ、貯蔵されたプルトニウムが核兵器への転用を狙ったテロの標的になるなどの危険性が増すと指摘しました。
会場からはこの意見に賛同して、日本の核燃料サイクルの開発に否定的な意見が多く寄せられた一方、「途上国の多くは原発に関心があり、日米がともに高い原子力技術を維持することも必要だ」といった意見も出されました。
国連軍縮会議は来月1日まで開かれます。

http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20130131ddlk22010191000c.htmlより、
国連軍縮会議:ケイン上級代表「北朝鮮への関与必要」 核実験示唆を懸念/静岡
毎日新聞 2013年01月31日 地方版

 北朝鮮が核実験の実施を示唆する緊迫した状況の中で始まった第24回国連軍縮会議。30日に毎日新聞の単独インタビューに応じたアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表は、北朝鮮と特別な関係にある中国が状況をエスカレートさせないよう積極的な役割を果たすことを期待すると同時に、「北朝鮮をのけ者にせず、関与し続けることが必要だ」と指摘した。一問一答は次の通り。【吉富裕倫】

−−北朝鮮が核実験の実施を示唆した。
 ◆金正恩(キムジョンウン)第1書記が作った声明は、とても挑発的だ。北朝鮮のミサイル発射を非難する国連安全保障理事会の制裁強化決議に対する強い反発で、国際社会の意思に反している。決議には、北朝鮮と特別な関係のある中国も賛成した。中国が、積極的な役割を果たすことを期待している。

−−制裁のさらなる強化は必要か。
 ◆北朝鮮国内の人道状況は非常に悪い。人道支援を行わないなどの制裁によって、北朝鮮の国民を懲らしめたくはない。国際原油取引を行っているイランと異なり、北朝鮮はほとんど何も売っていないため、制裁の効果ははるかに低い。

−−会議では、核兵器を段階的になくしていくべきかどうかを巡り、議論になった。
 ◆世界には約2万発の核兵器があり、一気になくすには多すぎる。廃棄にも高額の費用がかかる。核兵器は製造するだけでなく、無力化や破壊にもお金がかかることを明確に知るべきだ。重要なのは、どれぐらいの時間で何発の核兵器を廃止するかを決めていく、タイムテーブルをもつことだ。

−−被爆がいかに悲惨かという人道上の問題は、まだ世界で十分理解されていない。
 ◆昨年、広島、長崎の被爆地を訪れた。被爆が人にもたらした惨状は、身の毛もよだつほど恐ろしく、不快なものだ。映画などでは、破壊されるビルなどが映し出され、被爆者のことは「子どもによくない」などの理由でめったに見ることはない。これが問題だと思う。

−−アルジェリアでは、日本人10人が死亡する人質事件が起きた。軍縮で防ぐことはできるだろうか。
 ◆昨年交渉が決裂した武器貿易条約を再び協議する機運がある。武装勢力がどこから武器を調達したかも分かっていない。条約ができれば、武器取引がより透明になり、テロリストが調達することがより困難になる。事件を根絶することはできないが、減らすために条約は必要だ。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130130/k10015179971000.htmlより、
軍縮会議 北朝鮮の核問題を議論
1月30日 21時58分

世界各国の政府の代表者や、専門家が核軍縮について話し合う「国連軍縮会議」が、静岡市で始まり、3回目の核実験に踏み切る姿勢を示している北朝鮮の核問題について、北朝鮮を含む北東アジア地域をどのように非核化地帯にしていくかなどについて、議論が行われました。
この会議は、国連が主催して唯一の被爆国である日本で開いているもので、ことしの会場となった静岡市には、16か国から政府関係者や専門家など74人が集まりました。
初日の30日の会議では、北朝鮮の核問題が議論され、朝鮮半島の核問題などを研究している長崎大学の梅林宏道教授が、基調講演を行いました。
梅林氏は、核保有国のロシアと中国に囲まれた日本と韓国、それに北朝鮮の北東アジア3か国を、非核化地帯にする構想を説明し、「北朝鮮が事実上の核保有国になろうとしている今こそ、包括的な提案をすべきだ」と主張しました。これに対して会場の専門家からは、「今の北朝鮮に、非核化の交渉を求めることは非常に難しく、影響力のある中国の役割を期待するしかない」といった意見が出され、北朝鮮の核問題の難しさを浮き彫りにしていました。
会議は、あさって来月1日まで開かれ、アメリカのオバマ大統領が提唱する「核兵器のない世界」に向けた体制づくりなどについて、議論が行われます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130130/k10015159061000.htmlより、
国連軍縮会議 静岡市で始まる
1月30日 12時5分

世界各国の核軍縮の担当者や専門家が「核のない世界」に向けた課題などについて話し合う「国連軍縮会議」が30日から静岡市で始まり、3回目の核実験に踏み切る姿勢を示している北朝鮮の核問題についても議論が行われる見通しです。
この会議は、国連が主催して、唯一の被爆国である日本で毎年開いているもので、ことしの会場となった静岡市には16か国から政府関係者や専門家など74人が集まりました。
会議に先立ち開かれた開会式で、アンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表は「核不拡散に向けた取り組みは今日、こう着状態に直面している。日本はこれまで核不拡散や軍縮に率先して取り組んできており、こうした課題について建設的な議論を行いたい」とあいさつしました。
ことしの会議は、北朝鮮が3回目の核実験に踏み切る姿勢を示しているなかで開かれ、30日午後の会議では、朝鮮半島の非核化も、議題として取り上げられる予定です。
このほか会議では、アメリカのオバマ大統領が提唱する「核のない世界」に向けたさまざまな課題や、アフリカなどで紛争が長期化する要因にもなっている自動小銃などの小型武器の規制に向けた取り組みについても話し合われます。
会議は、2月1日までの3日間、行われます。

http://mainichi.jp/select/news/20130130k0000e010208000c.htmlより、
国連軍縮会議:静岡で始まる 核不拡散など協議
毎日新聞 2013年01月30日 11時28分

 世界各国の軍縮担当者や有識者らが、核の不拡散などについて話し合う「第24回国連軍縮会議」が30日、静岡市清水区の日本平ホテルで始まった。「平和で安全な未来の創造〜喫緊の課題と解決策」をテーマに16カ国約70人が参加する。会期は2月1日までの3日間。
 開会のあいさつでアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表は「核兵器だけでなく小型の兵器も大きな脅威となっている。これを削減し廃絶していく教育を、全ての人にしていくべきだ」とあいさつした。同会議は近年、日本各地を会場に8月前後に開かれてきたが、今回は招致した静岡市が富士山の美しく見える冬にと要望し、この時期の開催となった。【小玉沙織】

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013013001000811.htmlより、
静岡で国連軍縮会議始まる 20カ国が核不拡散協議
2013年1月30日 11時09分

 「平和で安全な未来の創造、喫緊の課題と解決策」をテーマに、米国など約20カ国の政府関係者や研究者約80人が核不拡散体制について話し合う国連軍縮会議が30日、静岡市清水区のホテルで始まった。2月1日まで。
 北朝鮮が3回目の核実験を明言し、国際的に緊張が高まる中での開催。国連のアンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表は29日の事前会見で「結果を出すことが大事だ」と意義を強調した。
 3月にオスロで予定されている「核兵器の人道的側面に関する国際会議」を見据えた議論に加え、前回に続き東京電力福島第1原発事故を受けた原子力安全についてのセッションも実施する。(共同)

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130130/CK2013013002000072.htmlより、
【静岡】静岡で国連軍縮会議 きょうから開幕
2013年1月30日

 ◆上級代表「市民の力が必要」
 各国の政府高官や学識経験者らが核廃絶や武器の規制などを話し合う「第二十四回国連軍縮会議in静岡」が三十日、静岡市清水区の日本平ホテルで開幕する。会期は二月一日まで。約二十カ国から八十人が参加する。
 二十九日は、会議のために来日した国連軍縮部門のトップ、アンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表が同ホテルで会見。「多くの静岡市民が会議を傍聴してくれると聞き、うれしい。軍縮や核兵器の廃止に向け、専門家だけでなく、支持してくれる皆さんの力が必要だ」と語った。
 会議は八つのセッションがあり、核兵器開発の人道的問題や武器の貿易規制などについて意見交換する。最終日は県内の大学生が平和と軍縮について発表する。会議の模様は静岡市のホームページでインターネット中継される。
 国連軍縮会議は平和への議論を深めようと、国連が一九八九年から、日本国内の都市で開催している。静岡市では初めての本格的な国際会議となる。

http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20130130ddlk22010189000c.htmlより、
国連軍縮会議:静岡できょう開幕 「市民参加うれしい」 ケイン上級代表ら会見/静岡
毎日新聞 2013年01月30日 地方版

 30日から静岡市で始まる第24回国連軍縮会議を前に、アンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表と田辺信宏・静岡市長らが29日、会議の会場となる同市清水区の日本平ホテルで記者会見を開いた。ケイン上級代表は会議の傍聴申し込みが900人超あったことに触れ「市民なしでは軍縮や核の不拡散は成功しない。今回は市民が積極的に会議に参加してくれており、うれしい」と歓迎した。
 ケイン上級代表は、北朝鮮が核実験の実施を示唆していることについて、「北朝鮮に強い影響力を持つ国が(行わないよう)説得してほしい。国連は道徳的な力と制裁を科す手段をもっている」と述べ、国連決議の順守を求めた。
 また、今回の議題の一つでもある武器の輸出入の規制を目指す武器貿易条約について触れ「昨年は条約を成立させることができなかったが、今は方向性が変わりつつある」と条約成立に向け、議論が深まることに期待を示した。
 田辺市長は、「専門家が難しいことを語っていると敬遠せずに、平和に思いをはせる時期と捉えてほしい」と呼びかけた。

 ◇ネットで中継も
 市は、会場で傍聴できない人のため、会議の模様をすべて日本語と英語の二つのチャンネルでネット中継する。静岡市の国連軍縮会議のページhttp://www.city.shizuoka.jp/deps/kikaku/uncdi_in_shizuoka.htmlから中継先に移動できる。【小玉沙織】

 ◆国連軍縮会議の3日間の日程
 ◇30日
午前9時半    開会式
午前11時    セッション1 人道上の問題と核兵器
午後2時     セッション2 非核兵器地帯
午後4時     セッション3 小型武器の管理
 ◇31日
午前9時     セッション4 原子力安全と核セキュリティー
午前11時半   セッション5 核軍縮・不拡散体制の現状と課題
午後2時半    セッション6 市民社会の役割
午後4時半    セッション7 軍縮・不拡散教育
 ◇2月1日
午前9時15分  特別セッション 世界学生平和会議
午前10時45分 閉会式

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