オスプレイ訓練 「安全軽視」の強行に抗議する

http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201303096979.htmlより、
愛媛新聞 社説 2013年03月09日(土)
オスプレイ本土訓練 「安全軽視」の強行に抗議する

 在日米海兵隊の普天間飛行場(沖縄県)に配備されている新型輸送機MV22オスプレイが、本土上空で初の低空・夜間飛行の訓練を行った。
 和歌山県から四国上空に設定した「オレンジルート」と呼ばれる経路で、愛媛でも新居浜市や西条市、松山市などで目撃情報が相次いだ。
 オスプレイは昨年4月と6月に墜落事故が相次ぐなどしたにもかかわらず、なし崩し的に配備・運用されている。
 安全性への懸念が払拭( ふっしょく)されないまま、危険とされる訓練を強行・容認した米軍や日本政府に抗議したい。この先本土訓練が拡大し、常態化することに強い危機感を覚える。
 今回の訓練について、米軍はいったん九州のイエロールートで行うとしながら、前日になって突然、オレンジルートに変更した。
 イエロールートは「大分県での陸上自衛隊の訓練と場所が重なっている」との理由だが、陸自訓練で危険を知らせる航空情報も出ていたはずだ。未確認だったというのならお粗末と言うほかない。
 むろん米軍側から正確な情報を得られず、訓練ルート下の地元自治体を混乱させた日本政府の責任は極めて重い。
 米軍には事前に訓練日程やルートを日本に伝える義務はない。今回は地元自治体や住民が不安視し、情報開示を求める声が強かったため、異例の対応だったといえる。
 しかし、それも本土で初の訓練だからこそ取った措置ではないか。既に配備されている戦闘機などの低空飛行訓練で事前通告が一切ない現状を見れば、今後を保証するものでないのは明らかだ。
 安全性に疑念が残るオスプレイではなおのこと、政府は米軍に正確な情報を要求する責務がある。米軍側の運用の問題として放棄するような怠慢は到底許されない。
 一方で、今回のような訓練が「日常」である普天間、ひいては沖縄の現状に目を向けねばならない。
 訓練の本土分散が沖縄の負担軽減につながる、とする政府の弁には耳を疑う。普天間の部隊丸ごと県外移転を求める沖縄に、そんなまやかしが通じるはずはなかろう。
 そもそもオスプレイ運用について日米が合意した安全確保策には「抜け道」が多い。
 飛行高度は地上150メートル以上としながら、それを下回らざるを得ない場合もあるとのただし書き付き。極力避けるとした住宅密集地上空の飛行は、普天間で日常茶飯事。米軍基地上空限定が原則の「垂直離着陸モード」での飛行は、那覇市の市街地上空などでも頻繁に目撃されている。
 安全保障や日米同盟の名の下、国民の安全、安心が軽んじられている現実を日本全体の問題として捉え、見直していかねばならない。

http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m040060000c.htmlより、
オスプレイ:本土初の低空飛行訓練を終え、普天間に帰還
毎日新聞 2013年(最終更新 03月08日 20時06分)

 米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ3機は8日午後1時過ぎ、本土初の低空飛行訓練を終え駐機中の岩国基地(山口県岩国市)を離陸。同3時20分ごろ、配備先の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に帰還した。
 訓練は6〜8日に実施。3機は6日、四国地方から紀伊半島にかかるオレンジルート経由で岩国基地に到着。うち2機は7日午後7時過ぎから午後8時半ごろの間、基地周辺や四国上空で夜間飛行訓練を行った。
 米軍は日中約150メートル、夜間は約300メートルの飛行高度を通告。山口県と岩国市によると、日米合同委員会の合意に反した飛行は確認されていないという。
 7日の訓練を監視した住民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」顧問の久米慶典・元山口県議(57)は「今回は実績を作り、危険な低空や夜間の飛行訓練に、住民を慣れさせるのが目的だったのだろう」と話した。【大山典男】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013030802000151.htmlより、
東京新聞【社説】本土訓練開始 安保とは、考える機会に
2013年3月8日

 沖縄の基地負担軽減につながるとは考えがたい。本土で始まった垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの低空飛行訓練。危険と騒音を強いるのなら、日米安全保障体制への反発を増幅させるだけだ。
 オスプレイは昨年十月、米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に十二機配備された。このうち三機が六日午後一時十分ごろ、普天間飛行場を離陸。午後三時十五分ごろから約二十分間に、高知県本山町や愛媛県新居浜市別子山などの上空を東から西に通過する様子が目撃された。
 和歌山県から愛媛県にかけてのいわゆる「オレンジルート」だ。
 オスプレイは操縦ミスで度々墜落し、安全性に疑念が残る軍用機である。それを、かつて米国防長官が「世界一危険」と指摘し、日米両政府が日本側への返還で合意した米軍基地に強行配備する非合理性をまず指摘せねばなるまい。
 在日米軍基地の約74%は沖縄県に集中する。騒音や事故、米兵の犯罪など基地負担に苦しむ沖縄県民が、オスプレイ配備による負担の上乗せに反対するのも当然だ。
 その沖縄県民の負担を、沖縄以外の都道府県がオスプレイの訓練を受け入れることで軽減できるのなら、まだ意味がある。しかし、本土での訓練は全体から見ればごく一部であり、日数も限られる。負担の分かち合いには程遠い。
 さらに今回、米軍から防衛省に連絡があったのは六~八日という日程や大まかな訓練内容だけという。その訓練ルートも開始前日、急きょ変更が通告された。詳細が分からず、安全性にも不安がある中で、訓練を受け入れろというのは、どだい無理な話だ。
 そもそもオレンジルートを含めて、米軍の低空飛行訓練のルートは、日米安保条約と地位協定に基づいて日本が提供した施設・区域でも訓練空域でもない。米側が独自に設定し、日本側も条約上やむを得ないと黙認したものである。
 日本国民の頭の上を外国の軍用機が縦横無尽に飛び回る。県民の願いむなしく、沖縄の基地負担は一向に減らない。日米政府間で合意したオスプレイの飛行ルールすら守られない。これが安倍晋三首相が高らかに復活を宣言した日米同盟の姿なのか。
 こうした不正常な状況を正さなければ、日米安保体制を「アジア太平洋地域の平和と繁栄の要石」(オバマ米大統領)とすることは難しい。オスプレイの本土での訓練開始は、日米安保条約の意味をも考える機会とせねばならない。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130308/k10013039831000.htmlより、
オスプレイが本土初の夜間飛行訓練
3月8日 6時5分

沖縄に配備されているアメリカ軍の新型輸送機、オスプレイが、7日夜、山口県の岩国基地を離陸し、配備後、本土で初めてとなる夜間の飛行訓練を行いました。
7日夜、2機のオスプレイが、午後7時すぎから、岩国基地やその周辺で離着陸を繰り返したあと四国方面に向けて離陸し、配備後、本土で初めてとなる夜間の飛行訓練を行いました。
NHKのカメラが、午後8時ごろ、愛媛県上空で捉えたヘリコプターからの映像には、オスプレイとみられる機体が赤い灯火を点滅させながら飛行している様子が映っていました。
この機体は、瀬戸内海に面する愛媛県今治市の沿岸部に沿って、高度およそ2300メートルで南東方向に飛行し、数分後、山間部にさしかかると、高度をおよそ1700メートルに下げました。愛媛県内では、同じころ、この地域に派遣されていた県の職員からも目撃情報が相次いで寄せられました。
2機は、午後8時半ごろ岩国基地に戻りましたが、防衛省は、アメリカ軍が事前に伝えていた四国などにある飛行ルート、オレンジルートが使われたかどうか分からないとしています。
アメリカ軍は、8日まで岩国基地を拠点に、訓練を行うとしていて、オレンジルート周辺では、各自治体が監視を強めています。

http://mainichi.jp/select/news/20130308k0000m010083000c.htmlより、
オスプレイ:本土で初の夜間訓練 岩国から四国へ
毎日新聞 2013年(最終更新 03月07日 23時30分)

 山口県岩国市の米軍岩国基地に駐機中の米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ3機のうち2機が7日夜、和歌山県から四国地方を通る「オレンジルート」で、本土初の夜間低空飛行訓練を実施した。
 2機は7日午後7時50分ごろ、岩国基地を離陸した。2機について中国四国防衛局が岩国市に「四国地方へ向かった」と連絡した。2機は午後8時半ごろ、岩国基地に帰着した。
 岩国基地を拠点にした今回の低空飛行訓練は8日まで。日中は地上約150メートル以上、夜間は同約300メートル以上を飛行する。
 岩国に駐機中の3機は6日、配備先の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)からオレンジルートにかかる高知、愛媛両県上空を飛行して岩国基地に飛来した。【大山典男】

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013030700894より、
本土初の夜間飛行訓練=愛媛県で目撃情報-岩国基地のオスプレイ・米海兵隊

 米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイ2機が7日夜、岩国基地(山口県岩国市)を離陸した。四国上空に設定された訓練経路「オレンジルート」を使った、本土では初の夜間飛行訓練。岩国基地と愛媛県を往復し約40分間、低空飛行訓練をしたとみられる。
 愛媛県では午後8時ごろ、西条市上空で北西から南東に向け飛行するオスプレイとみられる機体を同県職員が目撃。松山市、新居浜市でも機体の赤色のランプが目撃されたり、特徴あるエンジン音が聞かれたりした。
 オスプレイは午後7時すぎから岩国基地で発着を繰り返した。同7時50分ごろに加速し、飛び去った。午後8時半に岩国基地に戻った。
 オスプレイは米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属。3機が6日に沖縄から飛来し、「オレンジルート」で低空飛行訓練を日本本土で初めて実施。6日については愛媛県で36件、高知県では6件の目撃情報があった。(2013/03/07-23:28)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013030701001925.htmlより、
オスプレイ、初の本土夜間訓練 愛媛上空飛行か
2013年3月7日 21時48分

 米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイ2機が7日夜、山口県岩国市の岩国基地を拠点に本土で初めてとなる夜間の飛行訓練を実施した。午後7時48分に離陸し約40分で基地に戻った。中国四国防衛局は岩国市に「機体は四国に向かった」と連絡しており、四国地方から和歌山県に設定された「オレンジルート」を飛行したとみられる。
 午後8時ごろからの約5分間に、愛媛県西条市と新居浜市別子山上空を北西から南東に通過したとみられる。機体は見えなかったが、プロペラ音や特徴の尾翼の赤いライトを共同通信記者や愛媛県職員らが目撃した。(共同)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303080039.htmlより、
中国新聞 ’13/3/8
夜間訓練 市民から抗議の声

 暗闇に包まれた米海兵隊岩国基地(岩国市)から灰色の機体が悠然と舞い上がった。7日、初めて実施された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの夜間訓練。基地周辺で様子を見つめていた市民の頭上を超え、訓練域とみられる南東方面に向けて姿を消した。
 日中に目立った動きのなかったオスプレイ。夕方になって整備を始め、日没後の午後7時すぎから基地上空を旋回。離着陸を繰り返しながら同50分ごろ、3機のうち2機が回転翼の重い音を闇に響かせながら飛び去った。約40分後、2機とも岩国基地に戻った。
 地元市民団体の松田一志代表(55)は「こんなに暗くなってからの飛行と、その間も続けられている戦闘機の離陸に危険性を強く感じた」。基地に隣接する車第2自治会の若佐賢治会長(59)は「夜間にしろ、低空飛行にしろ、なぜそうした訓練が必要なのか国がしっかり説明すべきだ」と話した。
 この日は山口県内では公立高校の入試が行われた。基地の約4・5キロ西の岩国商高の河本太校長は「英語のリスニング試験を心配していたが、問題なかった」と安堵。試験時間中の飛行がなかったことに胸をなで下ろしていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013030701001925.htmlより、
オスプレイ、初の本土夜間訓練 愛媛上空飛行か
2013年3月7日 21時48分

 米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイ2機が7日夜、山口県岩国市の岩国基地を拠点に本土で初めてとなる夜間の飛行訓練を実施した。午後7時48分に離陸し約40分で基地に戻った。中国四国防衛局は岩国市に「機体は四国に向かった」と連絡しており、四国地方から和歌山県に設定された「オレンジルート」を飛行したとみられる。
 午後8時ごろからの約5分間に、愛媛県西条市と新居浜市別子山上空を北西から南東に通過したとみられる。機体は見えなかったが、プロペラ音や特徴の尾翼の赤いライトを共同通信記者や愛媛県職員らが目撃した。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130307/k10013033051000.htmlより、
オスプレイ 本土で初めて夜間訓練を開始
3月7日 21時7分

沖縄に配備されているアメリカ軍の新型輸送機、オスプレイが、7日午後7時すぎ、山口県の岩国基地を離陸し、配備後、本土で初めてとなる夜間の飛行訓練を行いました。
岩国基地では、6日に配備先の沖縄から到着したオスプレイ2機が、7日午後7時すぎに離陸し、配備後、本土で初めてとなる、夜間の飛行訓練を開始しました。
2機は、基地で離着陸を繰り返したあと、午後7時50分ごろ、再び離陸し、防衛省によりますと、午後8時半ごろ、基地に戻ったということです。その後の飛行コースは明らかにされていませんが、アメリカ軍は、8日までの訓練期間中に、四国などにあるオレンジルートで、午後10時までの夜間に訓練を実施するとしています。
オレンジルートでは、低空飛行訓練が計画されていて、6日は日中の時間帯に3機のオスプレイが高知県や愛媛県の四国山地周辺で高度を落として飛行しているのが確認されています。
訓練について、アメリカ軍は、日本の航空法に準じて、昼間は高度150メートル、夜間は300メートル以上で飛行するとしています。
一方、オレンジルート周辺では各自治体が監視を強めていて、6日は、愛媛県や高知県に対し住民から多くの目撃情報が寄せられました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013030602000128.htmlより、
オスプレイ本土訓練 身近に迫る危険・騒音
2013年3月6日 朝刊

 米軍の新型輸送機MV22オスプレイの低空飛行訓練が六日から、本土で実施される。すでに配備済みの沖縄では安全性への不安が消えないどころか、高まっている。新たに訓練ルートとなる本土の自治体や住民からは怒りの声が上がっている。(編集委員・五味洋治)
 オスプレイは昨年十月、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への配備が終わり、訓練が県内で続いている。
 沖縄県は十、十一月に県内の自治体から寄せられたオスプレイの飛行目撃報告をまとめた。総数は計五百十七件で、普天間飛行場がある宜野湾市が最も多く二百四十件、続いて移設先とされる名護市の六十件となっている。
 日米間の申し合わせで、できる限り避けることになっている学校や病院、人口密集地の上空での飛行や夜間訓練が計三百十八件目撃され、全体の約六割を占めた。また、「ヘリモード」と「固定翼モード」を切り替える「転換モード」は機体が不安定になるとされるが、転換モードでの飛行も十件報告された。
 日本政府は在日米軍の運用や訓練について必要な協議を行う「日米合同委員会」を通じ、米軍側にオスプレイの安全飛行を申し入れているが、「合意違反と思われる飛行の数は、ほとんど変わっていない」(池田克紀・沖縄県基地対策課長)という。
 騒音の問題もクローズアップされている。琉球大学工学部の渡嘉敷健准教授(環境工学、騒音)は配備後、機体からの騒音を調査した。訓練時の騒音を従来使われていたCH46ヘリコプターとオスプレイを比較すると、オスプレイの方が一〇デシベル以上も大きいという結果が出た。
 渡嘉敷氏は「飛行中に基準値を超える低周波が出ていることが確認されている。国が正式に調査する必要がある」と強調した。
 普天間飛行場に隣接する宜野湾市上大謝名(うえおおじゃな)自治会の大城ちえ子会長は「オスプレイが飛行する時、補聴器を着けている人がそのままでいると、騒音が拡大されてすごい衝撃を受ける。心臓ペースメーカーを付けている人は、低周波音の影響で心臓が異様にドキドキすると言っている」と、住民への影響を説明する。
 大城さんは「私たちは騒音には慣らされていますが、初めてここに来た人たちは、みな驚きます。さらに危険が指摘されているオスプレイまで配備されてしまった。訓練の本土開始をきっかけに、沖縄の現状を考えてほしい」と訴えた。

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