北朝鮮 特別委員会設置 国連人権理が決議

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130323/kor13032303140001-n1.htmより、
産経新聞【主張】国連に拉致調査委 国家犯罪の実態をあばけ
2013.3.23 03:13 (1/2ページ)

 国連人権理事会は、拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害の実態を調べる調査委員会を設置する決議を全会一致で採択した。拉致が北の国家犯罪として世界に認定されたことを意味し、北への極めて有効な圧力となる。
 決議は拉致のほか、北朝鮮で拷問などが組織的に行われていると強く非難し、北朝鮮に対して調査に協力するよう求めている。
 菅義偉官房長官は「拉致問題の早期解決を含め北朝鮮の人権状況が改善されることを強く期待している」と述べ、古屋圭司拉致問題担当相も「問題解決に向けて大きな弾みになる」と話した。
 安倍晋三政権は昨年暮れの衆院選での自民党公約に基づき、国連での拉致問題などに関する調査委設置を働きかけていた。日本の拉致被害者家族らもジュネーブの国連人権理事会に何度か足を運び、問題解決への協力を訴えた。
 政府や家族会の粘り強い努力を評価したい。
 横田めぐみさんら拉致被害者の救出を求める国際連携の輪は着実に広がっている。
 今年に入り、2002年に脱北した朝鮮労働党の元工作員がドイツとシリアの拉致被害者に関する証言をしていたことが分かり、被害国が12カ国から14カ国に増える可能性が高まった。
 すでに3人の被害者がいることが判明しているフランスで先月、拉致問題をテーマにしたドキュメンタリー番組が公共放送「フランス3」で放映された。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130323/kor13032303140001-n2.htmより、
2013.3.23 03:13 (2/2ページ)
 拉致問題解決への国際世論をさらに盛り上げたい。
 国内でも、進展が見られた。
 昨年暮れ、警察庁は北朝鮮に拉致された可能性を排除できない失踪者が868人(うち女性232人)に上る事実を開示した。
 現在、政府認定の拉致被害者はめぐみさんら17人だが、これにとどまらないことは確実だ。捜査当局は民間の特定失踪者問題調査会とも可能な範囲で連携し、追跡調査を進めてほしい。
 韓国の被害者家族会が平壌の外交筋から入手した情報によると、北朝鮮の金正日総書記が生前、後継者の金正恩氏(現第1書記)に「日本と絶対、拉致問題で協議するな」と命じたとされる。
 北朝鮮は今も自国内での国連の調査を拒み続けている。国際社会はさらに結束を強め、国家犯罪の実態をあばく必要がある。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130323/k10013400421000.htmlより、
北朝鮮 国連人権理の特別委設置に反発
3月23日 0時59分

国連の人権理事会が、北朝鮮による拉致問題や強制収容所の問題など人権侵害の実態調査のための特別委員会を設置する決議案を採択したことについて、北朝鮮は、22日夜、「一顧の価値もない謀略の産物であり、全面的に排撃する」などと強く反発しました。
スイスのジュネーブで21日に開かれた国連の人権理事会は、北朝鮮による拉致問題や強制収容所の問題など、人権侵害の実態調査のための特別委員会を設置する決議案を、全会一致で採択しました。
これについて北朝鮮外務省は、22日夜、報道官談話を発表し「一顧の価値もない謀略の産物であり、全面的に排撃する」と非難しました。
そのうえで「人権を政治化した決議の採択に終止符を打つとともに、世界各地で国家主権を踏みにじっているアメリカの行為こそ問題視すべきだ」と強く反発しました。
今回の決議案は、日本とEU=ヨーロッパ連合が共同で提出したもので、特別委員会の設置によって、これまでより多くの人員と予算を充てることができるようになります。
北朝鮮は今後、核やミサイルの問題に加えて人権問題を巡っても、国際社会の圧力が一段と強まることに神経をとがらせているものとみられます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130322/k10013374731000.htmlより、
外相 国連の人権特別委に期待感示す
3月22日 10時48分

岸田外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、国連の人権理事会が、北朝鮮による人権侵害の実態を調査するための特別委員会の設置を決めたことについて、拉致問題の解決につながることへの期待感を示しました。
国連の人権理事会は、21日、日本とEU=ヨーロッパ連合が共同で提出した、北朝鮮による拉致問題や強制収容所の問題など人権侵害の実態を調査するための特別委員会を設置する決議案の採決を行い、全会一致で採択されました。
これについて、岸田外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「決議が無投票で採択されたことを高く評価する。早期に特別委員会が立ち上がり、調査が行われることで、拉致問題の早期解決を含め、北朝鮮の人権状況が改善されることを強く期待する」と述べ、特別委員会の設置が拉致問題の解決につながることへの期待感を示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130322/k10013371611000.htmlより、
国連人権理事会 北朝鮮で特別委設置
3月22日 6時19分

国連の人権理事会は21日、北朝鮮による拉致問題や強制収容所の問題など、人権侵害の実態調査のための特別委員会を設置する決議案を全会一致で採択しました。
決議案は日本とEU=ヨーロッパ連合が共同で提出しました。
スイスのジュネーブで開かれた国連の人権理事会で、日本の岡田隆大使が決議案の提出理由を説明し、「日本は拉致問題を含め、北朝鮮の人権状況に強い懸念を持っており、委員会の設置によって公平で偏りのない調査が行われるものと確信している」と述べました。
これに対し北朝鮮の代表団は、「委員会の設置は敵対勢力による政治的な意図に基づいたものであり、人権問題とは何の関係もない」と厳しく非難しました。
ただ、北朝鮮は理事会のメンバーではなく、決議案は全会一致で採択されました。
国連の人権理事会は、これまで専門家を「特別報告者」に任命して、北朝鮮の人権状況を調査してきましたが、改善されなかったため、より多くの予算と人員を当てることができる特別委員会の設置を決めました。
委員は3人で、任期は1年間です。特別委員会の設置により、核やミサイルの開発と並んで、人権問題でも北朝鮮に対する国際社会からの圧力が強まるのは確実で、岡田大使は理事会のあと、「北朝鮮は、全会一致で決議が採択されたことを受け止めるべきだ」と述べました。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013032101002018.htmlより、
北朝鮮人権調査委を設置 国連理事会で全会一致
2013年3月22日 01時34分

 【ジュネーブ共同】国連人権理事会は21日、拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害の実態を調べる調査委員会を設置する決議案を全会一致で採択した。
 北朝鮮の人権状況に関しては現在、人権理に任命された特別報告者のダルスマン氏が調査を進めているが、調査委員会の設置は初めて。北朝鮮はダルスマン氏の自国内での調査を拒み続けており、日本などは調査委の設置で、さらなる圧力をかけたい考えだ。
 調査委は3人で構成され、ダルスマン氏のほかに2人が人権理に任命される。
 決議案は日本人などの拉致のほか、北朝鮮による拷問や不当拘束といった人権侵害が組織的に行われているとして強く非難。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032200033より、
北朝鮮人権調査委設置を決議=全会一致、拉致問題など懸念-国連

 【ジュネーブ時事】国連人権理事会(47カ国)は21日、日本政府などが求めた北朝鮮による拉致問題など人権侵害状況の詳細を調べる国際調査委員会の設置などを盛り込んだ決議案を全会一致で採択した。北朝鮮の人権問題は人権理が任命したダルスマン特別報告者が担当しているが、調査委ができるのは初めて。
 調査委は特別報告者を含む3人がメンバーとなる。任期は1年。今年9月の国連総会と人権理で調査の進捗(しんちょく)状況を報告、2014年3月の人権理に最終報告を提出する予定だ。ダルスマン特別報告者の任期の1年延長も承認した。
 決議は「外国人拉致問題に関する国際社会の照会に未回答」と深い懸念を表明。特別報告者の入国拒否をはじめ、これまでに北朝鮮が国連総会や人権理で採択された決議を尊重していないことに遺憾の意を示した。(2013/03/22-01:25)

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