北朝鮮 中距離弾道弾「ムスダン」発射準備か

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130405/n68995010000.htmlより、
韓国 イージス艦配置し監視
4月5日 18時40分

北朝鮮が弾道ミサイルの発射の準備ともとれる動きを見せていることから、韓国軍は周辺の海域にイージス艦を配置して監視を強化しています。
北朝鮮は、アメリカ軍の基地があるグアムを射程に収めた中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる機体を日本海側に輸送するなど、発射の準備ともとれる動きを見せています。
韓国国防省は発射を警戒するため、高性能レーダーでミサイルを追尾するイージス艦2隻を日本海と黄海にそれぞれ配置したことを5日、明らかにしました。
韓国軍は北朝鮮東部の日本海側での弾道ミサイルの動きだけでなく、西部の黄海に向けて短距離ミサイルを発射する可能性も否定できないとして、監視を強化しています。韓国のイージス艦は北朝鮮が去年12月に事実上の弾道ミサイルを発射した際にも発射を探知、追尾したことがあり、韓国軍はイージス艦で得た情報を基にアメリカ軍などと連携して対応に当たりたい考えです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130405/k10013707111000.htmlより、
北朝鮮 ミサイル発射準備の動きか
4月5日 17時45分

北朝鮮で中距離弾道ミサイルとみられる機体が輸送される様子が確認されたことと関連して、日本海側にあるミサイル発射基地では発射に向けた準備ともみられる動きが進んでいることが明らかになり、日米両政府などが警戒を強めています。
北朝鮮では、弾道ミサイルとみられる機体を列車で北朝鮮東部に輸送している様子が確認され、韓国政府は中距離弾道ミサイル「ムスダン」ではないかとみて備えを進めています。
これに関連して、日米外交筋はNHKの取材に対し、北朝鮮東海岸・ウォンサンの近くにあるミサイル発射基地で、2つの大きな機材が車両から降ろされるなど、発射に向けた準備ともとれる動きが進んでいることを明らかにしました。
また、ウォンサン付近では、燃料タンクとみられる機材や移動式の発射台とみられる大型の車両が列車から降ろされたことも確認されており、日米両政府はミサイルの発射に向けた動きではないかとみて監視を強めているということです。
その一方で、ミサイル基地周辺では今のところ、ミサイル本体は確認されておらず、引き続きアメリカの偵察衛星などで警戒を続けています。
「ムスダン」は射程2500キロから4000キロとされ、日本の本土や沖縄、それに、アメリカのグアムを射程に含んでいます。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013040400930より、
北朝鮮の核保有法を非難=ロシア

 【モスクワ時事】ロシア外務省のルカシェビッチ情報局長は4日の記者会見で、北朝鮮が1日の最高人民会議で核保有に関する法律を初めて制定したことに触れ、「断固容認できない」と痛烈に非難した。その上で、核問題をめぐる6カ国協議再開への道を閉ざすものだと懸念を示した。
 ルカシェビッチ局長は「ロシアとして、北朝鮮が(大量破壊兵器関連の)国連安保理決議を無視する行為は断固容認できない」と表明。「(こうした行為は)状況を複雑化させ、6カ国協議再開の可能性を事実上閉ざすことになるに違いない」と、異例の厳しい表現で批判した。(2013/04/04-21:34)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013684671000.htmlより、
北朝鮮 中距離弾道弾を準備か
4月4日 19時13分

挑発的な言動を続ける北朝鮮が、中距離とみられる弾道ミサイルを北朝鮮東部に向けて移動していることが分かり、韓国政府は、北朝鮮が新たな発射に踏み切る可能性も排除できないとして、動向を注視しています。
これは、最近になって北朝鮮が弾道ミサイルとみられる機体を列車でミサイル基地のある北朝鮮東部に移動していることがアメリカの情報で明らかになったものです。
このミサイルについて、韓国のキム・グァンジン国防相は、4日午後、国会の委員会で、「長距離ではないが、相当な射程のミサイルだ。発射するとすれば、性能を試すためか、訓練の一環かもしれない」と述べ、発射の準備とも取れる北朝鮮の動きを、韓国政府としても把握していることを公式に認めました。
キム国防相の発言は、北朝鮮のミサイルについて、去年初めて公開した新型の長距離弾道ミサイルではなく、3年前の軍事パレードで公開した射程が3000キロから最大5000キロで、日本列島やアメリカ軍基地のあるグアムを射程に入れる「ムスダン」とみられる中距離弾道ミサイルだとみていることを示しています。
韓国政府は、北朝鮮がこのミサイルの発射に踏み切る可能性も排除できないとして、アメリカや日本とも連携して動向を注視していくとともに、軍事挑発への備えに万全を期すことにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013684731000.htmlより、
南北対立でケソン工業団地 一部操業停止
4月4日 19時13分

韓国と北朝鮮が共同で運営するケソン工業団地を巡って、北朝鮮が、3日から韓国側の関係者の立ち入りを一方的に拒否していることで、一部の工場では、韓国側から運ばれるガスの供給が止まって、操業ができなくなるなど影響が出始めています。
北朝鮮南西部にあるケソン工業団地には、韓国の中小企業120社余りが進出し、北朝鮮の労働者5万3000人が働いていますが、3日、北朝鮮が韓国側の関係者の立ち入りを一方的に拒否し、4日も入ることができない状態が続いています。
一方で、4日は、200人余りがケソンから韓国側に戻り、このうちの1人は、「3年前の哨戒艦沈没事件のときよりも深刻な雰囲気だ」と話していました。
こうしたなか、工業団地に進出している韓国企業で作る団体は会見を開いて、北朝鮮に対し、直ちに立ち入りを認めるよう求めました。
団体によりますと、これまでのところ、ほとんどの工場では、通常どおり北朝鮮の労働者が勤務していますが、一部の工場では、韓国側から運ばれてくるガスの供給が止まったため、操業ができなくなっているということです。
また、工業団地には、現在もおよそ600人の韓国側の関係者が滞在しており、食料品や生活用品は、1週間ほどで不足し始めることから、今後、企業の生産活動だけでなく、現地に残る韓国人の生活などにも影響が広がることが懸念されています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013681091000.htmlより、
米中 北朝鮮巡り電話会談
4月4日 17時56分

中国の楊国務委員とアメリカのケリー国務長官が電話で会談し、弾道ミサイルの発射に向けた準備とも受け止められる動きを見せるなど、挑発的な言動を続けている北朝鮮を巡る問題などについて、意見を交わしました。
中国外務省によりますと、中国で外交政策を統括する楊国務委員は4日午前、アメリカのケリー国務長官と電話で会談し、朝鮮半島情勢などを巡って意見を交わしました。
会談の具体的な内容は明らかになっていませんが、この中でケリー長官は、北朝鮮が実験用の原子炉を再稼働する考えを明らかにし、弾道ミサイルの発射に向けた準備とも受け止められる動きを見せるなど、挑発的な言動を続けていることについて、中国側に、北朝鮮に自制を促すよう求めたものとみられます。
これに対して、楊国務委員は、「原則的な立場を表明した」としていて、北朝鮮をむやみに刺激すれば地域情勢の不安定化につながりかねないという懸念から、関係国に冷静な対応を求めるこれまでの立場を繰り返したものとみられます。
一方、米中関係については、楊国務委員が「新しい形の大国関係の構築に向けて共に努力する必要がある」と述べたのに対し、ケリー長官は、中国との対話と協力を強化する意向を表明し、今月予定している中国への訪問に期待を示したということです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013040400697より、
米、「最悪の事態」警戒=金正恩氏の行動読めず-北朝鮮の「過信」に懸念

 【ワシントン時事】北朝鮮の金正恩第1書記の挑発に対し、米韓両国が軍事的対抗策を取り続けている。米国は威嚇をやめない金第1書記の行動を読めず、不測の事態への備えを怠ることができない状況にあり、北朝鮮をめぐる緊張は激化する一方となっている。
 「分からないことが実に多い」。ヘーゲル米国防長官は3月28日の記者会見で、金第1書記の思惑は理解不能だと指摘した上で、「最悪の事態を予期してわが国を守る以外にない」と強調した。
 米韓と北朝鮮の間の水面下の神経戦は、激しさを増しているもようだ。一部報道などによれば、北朝鮮は米本土西海岸に届くとみられている長距離弾道ミサイル「KN-08」や、西太平洋の軍事拠点であるグアムを射程に収めた中距離弾道ミサイル「ムスダン」を移動させたという。いずれも人工衛星の画像分析に基づく機密情報で、発射が近いことを示唆する。
 一方、米政府は、本土防衛用の地上発射型迎撃ミサイル(GBI)の追加配備、グアムへの終末高高度防衛(THAAD)ミサイルの実戦展開と、ミサイル防衛(MD)の強化を急ぐ。GBIをKN-08、THAADをムスダンへの対応策と捉えれば、まさに「最悪の事態」を見越した措置と言える。
 米軍はまた、MD能力を持つイージス艦2隻を西太平洋で配置に就かせ、警戒を強化。このほか、北朝鮮の局地的軍事挑発に対処する韓国軍との合同作戦計画に署名し、韓国上空に核搭載可能なステルス戦略爆撃機を派遣するなど、軍事的圧力を強めている。
 背景には、「天が味方しており、米韓の圧力に反抗できると金第1書記が信じ込んでいる恐れもある」(アメリカン・エンタープライズ政策研究所のマイケル・オースリン日本部長)という米側の根強い懸念がある。(2013/04/04-16:46)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040401001685.htmlより、
米、迎撃システム前倒し配備 北朝鮮脅威増し、グアムに
2013年4月4日 15時47分

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は3日、米国防総省が数週間内のグアムへの配備を決めた弾道ミサイル迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」は、当初、2015年の配備予定だったのが前倒しで実施されることになったと報じた。
 THAADが実戦配備されるのは初めて。同省は北朝鮮、イラン両国の脅威が増大しているのを受けて配備計画を見直していた。
 省内の一部に、イランのミサイルによる脅威からイスラエルを防衛するため中東を優先すべきだとの声があったが、朝鮮半島の緊張が高まったことがアジア方面への先行配備を後押ししたという。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013674811000.htmlより、
北朝鮮が韓国に警告「ケソン労働者全員撤収も」
4月4日 15時0分

北朝鮮は、韓国と共同で運営するケソン工業団地について、韓国側の関係者の立ち入りを拒んだのに続いて、およそ5万人に上る北朝鮮の労働者を全員撤収させることも辞さないと韓国政府に警告しました。
北朝鮮南西部にあるケソン工業団地は、韓国と北朝鮮が共同で運営しており、韓国の中小企業の工場でおよそ5万人の北朝鮮の労働者が働いていますが、3日、韓国側の関係者の立ち入りが一方的に拒否されました。
これに関連して、北朝鮮で韓国との対話の窓口になっている祖国平和統一委員会は4日、国営メディアを通じて談話を発表し、「南側がケソン工業団地を同族対決の場として悪用していることで、工業団地の閉鎖は目前に迫っている」と韓国政府を非難しました。
そのうえで、「南側が引き続き騒ぎ立てるなら、われわれの労働者たちを全員撤収させる断固とした措置を講じることになる」と警告しました。
ケソン工業団地を巡って、北朝鮮は、4年前にもアメリカと韓国の合同軍事演習に反発して、韓国側の関係者の立ち入りを5日間にわたって拒否しましたが、外貨獲得の貴重な手段だけに、これまで労働者を撤収させて操業を止めたことはありません。
ただ、北朝鮮は、アメリカとともに韓国に対しても挑発的な言動を繰り返しており、南北の経済協力の象徴であるケソン工業団地への影響の拡大が懸念されています。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040401001225.htmlより、
新型ミサイルを移動、北朝鮮 日本海側に
2013年4月4日 12時29分

 【ソウル共同】複数の韓国政府消息筋は4日、北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる物体を列車で日本海側に移動させたと明らかにした。米韓は発射する可能性もあるとみて注視している。聯合ニュースが伝えた。
 消息筋の一人は、弾頭が装着されているかは分からないと話した。米韓は、4月15日の故金日成主席の誕生日前後に発射される可能性が高いとみているという。
 ムスダンは射程約2500~4千キロと推定され、2010年10月の朝鮮労働党創建65周年を記念した軍事パレードに車両に載せられて登場した。韓国軍は07年から実戦配備されたとみている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040401001023.htmlより、
在韓米軍、部隊を再配置 大量破壊兵器対応で
2013年4月4日 12時25分

 【ソウル共同】2004年に韓国から米本土に撤収した、核や生物・化学兵器など大量破壊兵器に対応する米陸軍第23化学大隊が約8年ぶりに韓国に再配置され、4日、ソウル近郊の議政府の米軍基地で隊旗の掲揚式が行われた。韓国から撤収した部隊の再配置は異例。
 第23化学大隊は朝鮮半島有事の際、北朝鮮の大量破壊兵器を探知し除染する任務に当たる。米軍は再配置の狙いについて「米韓同盟の抑止力を強化するため」としている。
 同大隊は3中隊で編成され、約250人の兵士が所属。04年に大量破壊兵器の対応任務を韓国軍に移譲し米ワシントン州の基地に復帰したが、最近、韓国への再移転を完了。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013670061000.htmlより、
北朝鮮 ミサイル発射に向け準備の動きか
4月4日 12時25分

挑発的な言動を続ける北朝鮮が、中距離か長距離とみられる弾道ミサイルの発射に向けた準備とも受け止められる動きを見せていることが分かり、韓国政府は、日本やアメリカと連携して動向を注視しています。
これは韓国の外交筋が明らかにしたもので、北朝鮮は、弾道ミサイルとみられる機体を列車で北朝鮮東部に移動している様子が、アメリカの情報筋から韓国や日本の政府にもたらされたということです。
この外交筋は、機体の大きさや形から、北朝鮮が去年4月の軍事パレードで初めて公開した新型の長距離弾道ミサイルか、中距離の弾道ミサイルと推定されるとしています。
韓国やアメリカへの挑発的な言動を強める北朝鮮は、「アメリカ本土やグアムにある基地をミサイルで攻撃する態勢を取っている」と威嚇していて、アメリカ国防総省は3日、移動式の迎撃ミサイルを新たにグアムに配備する計画を明らかにしています。
また、韓国国防省の副報道官も4日の会見で、「ミサイルの移動や発射の動向はアメリカの情報当局と連携して綿密に鋭意注視している」と述べ、警戒を強めています。
その一方で、韓国の外交筋の中には、北朝鮮が新型のミサイルの発射実験に失敗すれば、キム・ジョンウン第1書記の権威に傷がつくおそれがあることから、最終的に発射に踏み切るかどうかは不透明だという見方もあります。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013669591000.htmlより、
北朝鮮が原子炉再稼働へ作業か
4月4日 12時25分

アメリカの研究グループは、北朝鮮が、過去に無能力化した実験用原子炉で新たな建設作業を行っているという分析結果を公表し、先に北朝鮮が表明した原子炉の再稼働に向けた動きの可能性を指摘しています。
北朝鮮のニョンビョンにある実験用原子炉では、過去に核兵器の材料となるプルトニウムが抽出されています。
6か国協議の合意に基づいて、2008年に冷却塔が爆破されるなどして稼働できない状態となっていますが、北朝鮮は2日、整備し直して再稼働する考えを明らかにしています。
これについて、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究グループは、この原子炉を撮影した衛星写真を分析し、3日、その結果をウェブサイト上に公表しました。
このうち、ことし2月7日に撮影された写真では、原子炉の近くで目立った活動の形跡は捉えられていません。
一方、それから1か月半余りたった先月27日の衛星写真では、原子炉の裏手に、新たに建物の一部のようなものが写っていて、ほかにも建設作業が行われている様子がみられるとしていて、研究グループは、再稼働に向けた動きの可能性があるとしています。
また、研究グループは、北朝鮮が冷却塔を新たに建設せず、近くを流れる川から水を引き入れて冷却水として使えば、原子炉の再稼働にかかる時間は大幅に短縮され、数週間で実現するかもしれないとみています。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040401001057.htmlより、
北朝鮮、再稼働作業に着手か 寧辺の原子炉
2013年4月4日 10時51分

 【ワシントン共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は3日、北朝鮮が寧辺の黒鉛減速炉(原子炉)の再稼働に向けた作業に着手したとみられると発表した。早ければ数週間で再稼働できる可能性があるとしている。
 3月27日の衛星写真を分析した結果、黒鉛炉の建屋周辺で地面を掘り起こす作業が確認された。6カ国協議合意に基づき無能力化された同炉の冷却機能を回復するため工事を進めている可能性がある。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040401000818.htmlより、
グアムに初の迎撃ミサイル 対北朝鮮で米、地上配備へ
2013年4月4日 10時25分

 【ワシントン共同】米国防総省は3日、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対処するため、グアムに地上配備型の迎撃ミサイルを初めて導入すると発表した。地対空誘導弾パトリオット(PAC3)より射程が長く、高い高度で迎撃が可能な高高度防衛ミサイル(THAAD)システムを数週間内に配備する。
 同省は「グアム周辺地域の米国民と米軍を守る能力を高めるものだ」と指摘。米国がアジア太平洋地域でのミサイル防衛網強化を加速させていることが鮮明になった。
 ヘーゲル国防長官は同日、ワシントンの国防大学で演説し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の挑発的な行動が日本や韓国を「現実の明白な危険と脅威」にさらしていると述べた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013040400112より、
「挑発と威嚇やめよ」=北朝鮮の核作戦通告を批判-米

 【ワシントン時事】米ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)報道官は3日、北朝鮮が核兵器を用いた作戦の決定を米側に通告すると表明したことを受け、「北朝鮮は挑発的な威嚇をやめ、国際的義務を順守することに集中すべきだ」と述べ、非核化に努めるよう改めて要求した。
 報道官は朝鮮人民軍総参謀部の談話について、「無益で非建設的な脅迫だ」と批判。さらに「北朝鮮の孤立を深め、経済発展という目的を損ねる用しかなさない」とけん制した。
 これより先にワシントン市内で講演したヘーゲル国防長官も、「過去数週間の北朝鮮の行動は、日韓をはじめとする同盟国にとって現実的で明確な危険であり、脅威だ」と指摘。米領グアムやハワイ、米本土西海岸を攻撃するとした声明も含め、一連の威嚇を深刻に受け止めていると表明した。(2013/04/04-09:53)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013040400090より、
核作戦決定、米に「通告」=「戦争、一分一秒争う」-北朝鮮

 【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の軍総参謀部報道官は4日、談話を発表し「小型化、軽量化、多様化したわれわれ式の先端核攻撃手段に関連した作戦が最終的に検討、決定された状態であることを正式にホワイトハウスと米国防総省に通告する」と表明した。また、韓国で実施中の米韓合同演習に米軍が戦略爆撃機B52などを参加させたことについて「すべての責任は米政府と軍部好戦狂にある」と非難した。
 談話は「情勢は戦争が起きるか起きないかではなく、きょうかあす、爆発前夜の一分一秒を争っている」と強調。「既に宣言した通り、強力な軍事的対応措置を連続して取ることになるだろう。米国は事態について熟考しなければならない」と警告した。
 北朝鮮は米国に対し「われわれの意志を軍事行動で誇示する」と威嚇を続けている。今回、米政府への通告という形を強調し、緊張をさらに高め、軟化を引き出そうとしているもようだ。(2013/04/04-09:23)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013664481000.htmlより、
米国防長官 同盟国の協力で影響力維持
4月4日 8時36分

アメリカのヘーゲル国防長官は、国防費の大幅な削減への対抗策として、日本など同盟国からさらなる協力を引き出し、アメリカ軍が担ってきた役割の一部を補ってもらうことでアメリカの影響力を維持していく方針を示しました。
アメリカでは、議会の与野党が財政赤字の削減策を期限までにまとめられなかったため、国防費は今後10年でおよそ45兆円削減されることになっています。
こうしたなか、ヘーゲル国防長官は3日、首都ワシントンで演説し「アメリカが世界を主導する立場を諦めれば次の超大国は、国際法を無視した無責任な振る舞いをするかもしれない」と述べ、中国を念頭にアメリカが世界への関与を続けなければならないと主張しました。
そのうえで、「同盟国や友好国の能力にどの程度頼るべきか再検討し、戦略に組み込んでいくことが必要だ」と述べ、日本など同盟国に軍事戦略における役割を拡大するよう働きかけていく方針を示しました。
一方、挑発的な言動を繰り返す北朝鮮については「核兵器とミサイルの能力を持ち、最近の過激な言動を考えれば、日本や韓国にとって現実的な脅威だ」と述べ、日韓と協力しながら万全の防衛態勢を取ると強調しました。
国防総省としては、国防費が削減される一方で、緊張が高まる朝鮮半島情勢や軍備増強を続ける中国をにらみ、これまでアメリカ軍が担ってきた役割の一部を同盟国に補ってもらうことで、国際的な影響力を維持するねらいがあるとみられます。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040401000899.htmlより、
北朝鮮、核作戦を「最終承認」 米圧力に反発、強く威嚇
2013年4月4日 07時14分

 【平壌、北京共同】北朝鮮の朝鮮人民軍は4日、米軍が北朝鮮への軍事的圧力を強めていることを非難する談話を発表し「(核攻撃を含む)無慈悲な作戦が最終的に承認された状態にあることを、正式にホワイトハウスとペンタゴン(国防総省)に通告する」と表明、米国を強く威嚇した。
 米軍が韓国軍との合同軍事訓練に最新鋭のF22ステルス戦闘機を派遣したことなどを受けた内容。韓国の尹炳世外相の訪米で米韓が協調を確認したことをけん制する狙いもあるとみられる。「強力な実戦対応措置を連続して取ることになる」とも警告した。
 談話は総参謀部の報道官名で発表。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013664231000.htmlより、
米 グアムに迎撃ミサイル配備へ
4月4日 6時44分

北朝鮮が「グアムにあるアメリカ軍基地を攻撃する」などと挑発的な言動を繰り返しているため、アメリカ国防総省は、移動式の迎撃ミサイルを新たにグアムに配備することを明らかにし、北朝鮮が実際に攻撃に踏み切る事態への備えを強化しています。
北朝鮮は、最近「アメリカ本土や、グアムにある軍の基地をミサイルで攻撃する態勢をとっている」などと警告したほか、4日未明には「核攻撃に関連する作戦が承認された状態にあることをアメリカ政府に通告する」と発表するなど、アメリカを威嚇する言動を繰り返しています。
これに対して、アメリカ国防総省は3日、陸軍が持つ移動式の迎撃ミサイル「THAAD」を新たにグアムに配備する計画を明らかにしました。
国防総省は、この迎撃ミサイルを配備する理由について、グアムの住民や現地のアメリカ軍を北朝鮮のミサイル攻撃から守るためだと説明しており、数週間以内に配備を完了させるとしています。
ただ、国防総省はこれはあくまでも予防的な措置だと説明しています。
国防総省は、先月にも北朝鮮のミサイル攻撃からアメリカ本土を守るため、アラスカ州に地上配備型の迎撃ミサイル14基を追加配備する計画を発表しており、挑発的な言動を繰り返す北朝鮮が実際に攻撃に踏み切る事態への備えを強化しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/k10013664261000.htmlより、
北朝鮮「核攻撃作戦承認と米に通告」
4月4日 6時44分

北朝鮮の軍部は4日未明、「核攻撃に関連する作戦が承認された状態にあることをアメリカ政府に通告する」と発表し、アメリカのヘーゲル国防長官の演説に合わせてアメリカに圧力をかけるねらいもあるとみられます。
北朝鮮の国営メディアは、4日午前3時ごろ、臨時ニュースとして朝鮮人民軍総参謀部の報道官談話を伝えました。
談話は、アメリカ軍が韓国との合同軍事演習にステルス性能が高く核兵器も搭載できるB2爆撃機などを投入したことを非難し、「韓国とその周辺水域は、アメリカの核攻撃手段が集中した殺人兵器の展示場であり、危険極まりない核戦争の発生地と化した」としています。
そのうえで、「アメリカの核による威嚇は、小型化、軽量化されたわれわれの先端核攻撃手段によって粉砕されるであろう。それに関連する作戦が最終的に承認された状態にあることをホワイトハウスとペンタゴンに対して正式に通告する」としています。
北朝鮮が臨時ニュースとして未明にこうした談話を発表したのは、少し前にワシントンで行われたアメリカのヘーゲル国防長官の演説に合わせてアメリカに圧力をかけるねらいもあるとみられます。

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