三浦雄一郎さん 80歳でエベレスト登頂に成功
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130524/trd13052403280001-n1.htmより、
産経新聞【主張】三浦さん登頂 80歳の快挙に拍手送ろう
2013.5.24 03:28 (1/2ページ)
冒険家の三浦雄一郎さんが世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した。80歳での登頂は史上最高齢となる。偉業の達成に惜しみない拍手を送りたい。
三浦さんにとっては70歳、75歳に続く3度目のエベレスト登頂だ。生きることそのものが困難とされる8000メートル以上の世界で、体力と気力と年齢の限界に挑戦し続けた登頂が、どれだけすごいことか。世界の山の仲間が賛辞を贈っている。
希代の冒険家が、スーパーマンのごとく離れ業をやってのけたという見方は一面的だ。
65歳で医師から過度の肥満を強く注意され、70歳でのエベレスト登頂を決意した。体を一から作り直し、70、75歳の登頂を実現したが、76歳のときにスキーで骨盤と大腿(だいたい)骨を骨折した。重傷だった。不整脈の手術も繰り返した。満身創痍(そうい)の体と、ていねいに向き合いながらの快挙でもあった。
三浦さんはエベレストへの出発前、「目標を持ち、チャレンジすることがあれば、老いを感じることはない」と語っていた。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130524/trd13052403280001-n2.htmより、
2013.5.24 03:28 (2/2ページ)
詩人、サミュエル・ウルマンが「青春」と題し、「年を重ねただけで人は老いない。理想を失ったときに初めて老いは来る」と詠んだことに通じる。
三浦さんへの拍手は、人間の可能性への賛歌でもある。
23日午後、山頂から「着いたよー」と一報を電話で伝えたのは、次男の豪太さんだった。43歳の豪太さんはリレハンメル、長野五輪のモーグル代表でもあった。
豪太さんが初めて父と本格的に海外の山を登ったのは、11歳だった。昭和56年、アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ(5895メートル)の登頂、スキー滑降に挑戦し、成功した。長男の雄大さん、長女の恵美里さん、妻の朋子さん、そして77歳だった三浦さんの父、敬三さんも一緒だった。
今回のエベレスト行きにも雄大さんは通信担当として遠征に参加し、恵美里さんが留守部隊を取り仕切った。山頂の三浦さんから「これ以上ないほど疲れている」と連絡を受けた朋子さんは、「早く帰ってきた方がいいと思いますよ」と返したのだという。
日本の誇る、三代にわたる冒険家家族の集大成としても、意義深いエベレスト登頂だった。人間の可能性とともに、家族の力を信じさせてくれた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013052402000169.htmlより、
東京新聞【社説】三浦さん登頂 あなたのエベレストは
2013年5月24日
冒険家の三浦雄一郎さんがエベレスト登頂に成功した。傘寿の偉業だ。「世界最高峰を世界最高齢で踏破する」ため、準備をしてきた。齢(よわい)を重ね三度立った山頂からのメッセージを受け取りたい。
半年前の三浦さんは、階段を十段上っただけで息を切らせていた。不整脈の持病もあり、これまで手術を四回受けている。七十六歳のときには、スキー事故で骨盤と大腿(だいたい)骨を折る大けがもした。
決して超人ではない体と向き合いながらの挑戦だった。そこには長寿社会を生きる私たちが受け取りたい思いがある。
高齢登山は年齢が壁となった。それを三浦さんは「素晴らしい壁」と言う。若い登山家が厳冬期や無酸素での登山などの壁を設定し挑戦するのと同じと考える。乗り越えるべき存在という意味だ。
高齢になれば持病を抱え、体も思うように動かなくなる。それを受け入れ乗り越えようとする姿勢は、どこまでも前向きだ。
どう乗り越えるか、その準備を入念にした。キーワードは「時間をかける」と「柔軟性」だ。
高所に慣れる時間を十分に取った。実際のアタックでもルートで滞在するテント数を増やし通常よりゆっくりしたペースで登った。以前できたことが加齢でできなくなっても焦らない。その分時間をかけて対処した。
登山ペースがゆっくりだと天候の長期予想が難しくなる。体調がいつどう悪くなるか分からないリスクもある。生かせる過去の経験を持ちながらも、八十歳での登山は初体験である。
事態に柔軟に対応することを心掛け、遠征が始まると当初計画にはこだわらなかったという。
何よりも三浦さんの原動力となったのは、目標を持つことだ。登山を始めたきっかけは六十歳のとき、メタボ対策だった。当時、自身の体の状態を見て目標を失っていたことに気付いた。
エベレストの頂に目を据えてからは生き生きとした姿が伝わってきた。いくつになっても目標を持って生きる大切さをあらためて示した。
自著「私はなぜ80歳でエベレストを目指すのか」(小学館)で、三浦さんは「本当に大切なのは、(中略)目標があって生きているととても楽しいという事実を知っているか、体感したことがあるかどうか、なのだ」と語っている。
そしてこう呼び掛けている。
「あなたのエベレストを見つけてほしい」
http://mainichi.jp/opinion/news/20130524k0000m070172000c.htmlより、
社説:三浦さん最高峰 夢は年齢を超える
毎日新聞 2013年05月24日 02時30分
冒険家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんがエベレスト登頂に成功した。80歳での登頂は2008年にネパール人男性が76歳で成功したのを超える最高齢記録だ。三浦さんは76歳の時、スキー場の事故で大腿(だいたい)骨や骨盤を骨折したがリハビリで克服し、持病の不整脈を抑えるため昨年と今年の2回、心臓手術を受けた。80歳という年齢だけでなく、夢を諦めず数々の試練を乗り越えて偉業を達成した点をたたえたい。
戦後の日本の平均寿命は男女とも50歳台だったが、現在は男性79・44歳、女性85・90歳で世界トップの水準だ。体力や健康を示す数値も当時と比べて10歳以上若いものが多い。いずれ女性の平均寿命は90歳を超えるといい、各分野で三浦さんのような活躍をする高齢者が登場してくるに違いない。
少子高齢化はとかく悲観的に語られることが多い。たしかに年金も介護保険も受給者が増え続け、負担する人が減り続ければ制度の存続は危ぶまれるだろう。しかし、それは年齢で一律に受給者と負担者を区切って考えるからでもある。統計上は65歳以上が「高齢者」、75歳以上が「後期高齢者」だが、個々の健康状態に着目すれば高齢化のかたちはずいぶん違ったものになるはずだ。80歳でエベレストに登頂する人を福祉の受給者とは考えにくいだろう。
年金や介護や医療が本当に必要な人を守るためには、健康で経済的にも余裕のある高齢者が社会を支える側にいてもらわなければならない。医療の提供体制も若年層を対象とした臓器別の専門医療から、いくつもの病気を持って衰えていく高齢層を対象とした総合医療へと軸足を移していかねばならない。
戦後の復興から高度成長にかけては若い労働力がたくさん必要だった。道路や橋や鉄道を建設してこの国は繁栄してきた。社会的なインフラがある程度整い、成熟した社会になると人々の関心は安心や生活の楽しみを求めるようになる。
幕末のころ日本地図を作製した伊能忠敬は千葉の造り酒屋の婿養子だった。若いころは家を守り家族の生活を支えるために働かねばならない。好きな天文学を本格的に始めたのは家督を子どもに譲り隠居してからである。何年にもわたって日本中を歩き回り、測量を終えた時には70歳を過ぎていた。進歩した科学技術を持った西洋各国が開国を求めて日本に押し寄せた時代、幕府にとって忠敬が作った地図はどれだけ貴重なものになっただろう。
お金や地位や名誉よりも、自分の夢を諦めず、社会にも貢献する。そのような高齢者が輝く時代を三浦さんの偉業は予感させる。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013052301002079.htmlより、
三浦さん最高峰から下山 25日にもベースキャンプ
2013年5月23日 20時31分
史上最高齢の80歳で世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した冒険家の三浦雄一郎さんは23日午後、標高7980メートル地点のキャンプを目指して下山を始めた。日本時間の同日夜に到着する見込み。
途中で一時脱水症状になったが、8500メートルのキャンプで水分補給し回復した。
三浦さんの長女恵美里さん(52)は、東京の事務所で「父はまた、次の目標を胸に秘めて戻ってくることだろう」と話した。
24日に6500メートルのキャンプまで下り、25日に5300メートルのベースキャンプに戻る予定。(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013052301000883.htmlより、
三浦雄一郎さんエベレスト登頂 80歳、史上最高齢の快挙
2013年5月23日 13時35分
(写真)標高7980メートル地点からエベレスト最終キャンプへの出発を前にポーズをとる三浦雄一郎さん(右)=22日(ミウラ・ドルフィンズ提供)
冒険家三浦雄一郎さん(80)が23日午後0時15分(現地時間午前9時)ごろ、世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した。これまでの76歳を4歳更新し、史上最高齢記録となった。5年ぶり3度目の快挙。
現地から三浦さんの事務所(東京)に入った連絡によると、三浦隊は23日午前5時半(現地時間午前2時15分)ごろ、最終キャンプ(8500メートル)を出発。約7時間かけて頂上に到着した。
三浦さんは到着後、事務所のスタッフに電話で「世界最高の気分。80歳でもまだまだいける」と喜びを語った。(共同)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2013052300427より、
80歳三浦さん最高齢登頂=3度目のエベレスト-「世界最高の気分」
7大陸最高峰でのスキー滑降などで知られる冒険家の三浦雄一郎さん(80)が23日、世界最高峰エベレスト(8848メートル)の3度目の登頂に成功した。三浦さんの事務所によると80歳での登頂は史上最高齢で、2008年に76歳で登頂したネパール人の記録を大幅に塗り替えた。三浦さんは03年に70歳で、08年に75歳で登頂している。
ベースキャンプから東京の事務所に入った連絡によると、三浦さんは元冬季五輪フリースタイルスキー代表の次男豪太さん(43)やシェルパらとともに23日午前2時15分(日本時間同5時30分)ごろ最終キャンプのC5(8500メートル)を出発し、午後0時15分ごろ山頂に到着。「世界最高の気分。80歳でまさか着くとは。ヒマラヤの景色が眼下に見える。非常に美しい。頑張って、頑張ってたどり着いた」などと語ったという。
三浦さんは昨年10月にエベレスト挑戦を表明した後、ネパールでトレーニング中に持病の不整脈が再発したが、11月と今年1月に手術を受けて症状が改善。4月16日にベースキャンプ(5300メートル)に入り、慎重に高度順化を進めていた。
三浦さんは66年に富士山をスキーで直滑降。70年にエベレスト8000メートル地点から滑り降り、85年には世界7大陸最高峰での滑降を達成している。
◇三浦雄一郎さんの略歴
三浦 雄一郎(みうら・ゆういちろう)プロスキーヤー、クラーク記念国際高校長。北海道大獣医学部卒。64年にイタリア・キロメーターランセに日本人として初参加し、時速172・084キロの世界記録(当時)を樹立。66年に富士山直滑降。70年にエベレストの8000メートル地点から滑降し、その映像がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を受賞。85年に世界7大陸最高峰でのスキー滑降を達成。エベレスト登頂は03年、08年に続き3度目。80歳。青森市出身。(2013/05/23-13:11)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130523/k10014784641000.htmlより、
三浦雄一郎さん 80歳でエベレスト登頂に成功
5月23日 12時27分
世界最高峰、エベレストの山頂へのアタックを行っていた80歳の冒険家、三浦雄一郎さんは、日本時間の23日午後0時15分ごろ、標高8848メートルの頂上に到達し、世界最高齢での登頂記録を塗りかえました。
80歳の冒険家、三浦雄一郎さんは、今月16日、標高5300メートルのベースキャンプを出発し、氷河の崩壊が続く「アイスフォール」や、巨大な氷の壁をよじ登る「ローツェ・フェース」などといった難関を次々に突破してきました。
そして、23日、標高8500メートルの最終キャンプから山頂へのアタックを開始し、日本時間の午後0時15分ごろ、標高8848メートルのエベレストの山頂に到達したということです。
三浦さんがエベレストの登頂を果たしたのは、70歳と75歳のときに続いて今回が3度目で、80歳での登頂は、5年前に76歳のネパール人男性が作った世界最高齢での登頂記録を塗りかえました。
「80歳でもまだまだいける」
東京の事務所に衛星電話を使って登頂成功の連絡をしてきた三浦さんは「エベレストの山頂に着きました。世界最高の気分です。風はほとんどありませんでした。皆さん、本当にありがとう。これ以上ないぐらい疲れていますが、80歳でもまだまだいける。ヒマラヤが眼下に見えて美しいです。頑張って、頑張って、頑張ってたどりつきました」と話していました。
これまでの冒険は
三浦さんは青森県生まれの80歳。
父親の勧めで、幼いころからスキーをはじめ、北海道大学在学中にはアルペンスキーの選手として活躍しました。
その後、プロスキーヤーとなり、32歳のとき、スキーのスピード記録を競うイタリアの大会に日本人として初めて参加して優勝し、当時の世界記録を作りました。
37歳のときには、エベレストの登山ルートとなっている標高8000メートル地点からパラシュートを背負ってスキーで滑降しました。
その記録映画「エベレストを滑った男」はアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を獲得し、三浦さんは冒険家として、世界的な注目を集めるようになりました。
さらに、世界7大陸の最高峰すべてをスキーで滑るという目標を掲げ、南極大陸では雪崩に巻き込まれるなど数々のトラブルに遭いながら奇跡的に生還。
53歳のとき、ついにその目標を達成しました。
その後、いったん冒険から離れ、病気やけがに悩まされた時期もありましたが、60代半ばにさしかかったところで「70歳でエベレストに登る」という新たな目標を設けました。
当初は、標高500メートル程度の低い山にさえ登れないほど体力が衰えていた三浦さんですが、5年近くかけて体を徹底的に鍛え直し、70歳のとき、世界最高峰の登頂を成し遂げました。
さらに、5年前には75歳で2度目の登頂に成功し、80歳の今回が3度目の挑戦です。
大けがと病気の克服
三浦さんは5年前、75歳のときに2度目のエベレスト登頂を果たした際、「80歳でもう一度エベレストへ行きたい」と宣言して周囲を驚かせました。
しかし、76歳のときに札幌市のスキー場で滑走中に転倒して、骨盤と大たい骨の付け根を骨折する全治6か月の大けがに見舞われます。
当時、三浦さんは「再起不能になるかもしれない」と不安を抱いたということですが、医師の予想を上回る回復を見せて2か月半で退院し、けがから半年後にはトレーニングを再開しました。
さらに、80歳になった直後の去年の秋、エベレスト登山に向けたトレーニングで訪れたヒマラヤの高地で、持病の不整脈が再発します。
トレーニングを途中で切り上げて日本に帰国した三浦さんは、去年11月とことし1月の2度、心臓手術を受けて不整脈の症状を克服しました。
そして、ことし3月下旬、今回のエベレスト登山に向けてネパール入りしてからは、心臓に負担がかからないよう、通常の登山チームの2倍近い時間をかけてゆっくりと登山道を歩き、先月中旬、標高5300メートルのエベレストのベースキャンプに到着しました。
ベースキャンプでは、およそ1か月にわたって空気の薄い環境に体を慣らすトレーニングを続け、今月16日に山頂に向けた登山を開始しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130523/k10014778161000.htmlより、
三浦さん山頂へのアタック開始
5月23日 7時0分
80歳でのエベレスト登頂を目指している冒険家の三浦雄一郎さんは、日本時間の23日朝早く、標高8500メートル付近の最終キャンプを出発し、世界で最も高い山頂へのアタックを開始しました。
順調に進めば、日本時間の23日昼前後に山頂に到達し、世界最高齢での登頂記録を塗り替えることになります。
80歳の冒険家、三浦雄一郎さんは、今月16日、標高5300メートルのベースキャンプを出発し、氷河の崩壊が続く「アイスフォール」や、巨大な氷の壁をよじ登る「ローツェ・フェース」などといった難関を次々に突破してきました。
そして、登山開始から8日目の23日、日本時間の午前5時半ごろ、標高8500メートル付近の最終キャンプを出発し、世界で最も高い山頂に向けたアタックを開始しました。
現地の空気は平地の3分の1しかないうえ、強風が吹きつける厳しい環境で、三浦さんは酸素ボンベを使って、仲間の登山家らのサポートも受けながら登ります。
順調に進めば、標高8848メートルの山頂に立つのは23日昼前後になりそうだということです。
三浦さんは、70歳と75歳のときにエベレストの登頂に成功していて、80歳の今回、成功すれば、世界最高齢での登頂記録を塗り替えることになります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130523/k10014776461000.htmlより、
三浦雄一郎さん 山頂にアタックへ
5月23日 4時12分
80歳でのエベレスト登頂を目指している冒険家の三浦雄一郎さんは23日、標高8500メートル付近の最終キャンプを出発して、世界で最も高い山頂にアタックする予定です。
順調に進めば、日本時間の23日昼前後に山頂に到達し、世界最高齢での登頂記録を塗り替えることになります。
80歳の冒険家、三浦雄一郎さんは、今月16日、標高5300メートルのベースキャンプを出発し、氷河の崩壊が続く「アイスフォール」や、巨大な氷の壁をよじ登る「ローツェ・フェース」などといった難関を次々に突破してきました。
そして、登山開始から8日目の23日、標高8500メートル付近の最終キャンプを出発し、世界で最も高い山頂にアタックする計画です。
現地の空気は平地の3分の1しかないうえ、強風が吹きつける厳しい環境で、三浦さんは酸素ボンベを使い、仲間の登山家らのサポートも受けながら登ります。
順調にいけば、標高8848メートルの山頂に立つのは23日昼前後になりそうだということです。
三浦さんは、70歳と75歳のときにエベレストの登頂に成功していて、80歳の今回、成功すれば、世界最高齢での登頂記録を塗り替えることになります。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2013052200817より、
23日にも登頂=エベレスト挑戦の80歳三浦さん
史上最高齢の80歳で世界最高峰のエベレスト(8848メートル)登頂を目指している冒険家の三浦雄一郎さんが23日にも山頂にアタックする。
日本の連絡先ミウラ・ドルフィンズによると、22日に最終キャンプ地のC5(8500メートル)に到達した。23日は未明から行動を開始し、順調なら現地時間午前9時ごろ(日本時間正午すぎ)に登頂となる見込み。しかし、登攀(とうはん)シーズンの混雑の影響を受けた場合などは、頂上への到達が数時間遅れる可能性もあるという。
C5に到着した三浦さんの体調は良好だという。(2013/05/22-23:53)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013052201001697.htmlより、
三浦雄一郎さん最終アタックへ 80歳でエベレスト登頂挑戦
2013年5月22日 19時18分
(写真)標高7980メートルのキャンプに向かう途中、休憩する三浦雄一郎さん。左奥はエベレスト=21日(ミウラ・ドルフィンズ提供)
史上最高齢の80歳でエベレスト(8848メートル)登頂を目指している冒険家三浦雄一郎さんは23日未明(日本時間)、ネパール側の最終キャンプから頂上アタックを始める予定だ。天候や体調次第で出発がずれ込む可能性もあるが、順調にいけば同日正午~午後3時(同)に頂上に着く見込み。
三浦さんの事務所(東京)によると、三浦隊は21日、ベースキャンプから5カ所目のキャンプ(7980メートル)に到着し、22日に標高約8500メートルの最終キャンプに。21日には、事務所への電話で「空気は薄いけど体もよく動く」と話し、テント内で手巻きずしを食べたという。(共同)