米中首脳会談 「東アジアの緊張緩和を」

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013060800340より、
米中、将来の転換点に備える=保養地で融和ムード演出

 オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は7日、カリフォルニア州パームスプリングズ近郊の保養施設で、2日間にわたる初日の首脳会談に臨んだ。対決より協調。ネクタイを外した2人の指導者は、会談の内容以上に、両国関係の将来も見据えた融和ムード演出に腐心した。

 ◇異例づくめの会談
 今回の米中首脳会談は異例づくめだ。中国の国家主席が就任約3カ月で訪米したのも異例なら、緊張関係にある米中の首脳が、砂漠地帯の保養施設で非公式夕食会も含めて6時間以上も共に過ごすのも前例がない。
 安倍晋三首相が2月に訪米した際、大統領と一緒に過ごしたのは1時間45分。韓国の朴槿恵大統領は2時間15分だった。中国メディアによれば、中国外交官は「前代未聞だ」と漏らしたという。
 オバマ大統領は会談冒頭で「われわれが早期に会う決断をしたのは、米中関係の重要性を意味する」と強調。習主席もリラックスした様子で「ここは素晴らしい場所。太平洋の近くにあり、その対岸は中国だ。広い太平洋には両国のための十分なスペースがある」と応じた。
 習氏のこの発言の裏には、太平洋を挟んで両国は共存できるという意味が込められている。

 ◇遠くない米中の経済逆転
 米中の首脳が会談を急いだ背景には、このまま対立が続けば「両国が国力の差を縮めていく中で決定的な衝突を避けられない」(ロイ元駐中国米大使)という危機感がある。
 中米交流基金会などの調査によれば、習主席の10年間の任期内に中国の国内総生産(GDP)は米国を追い越す可能性がある。しかし、中国がこの転換点を迎えるためには、深刻化する格差など国内の不安定要因や日本など周辺国とのあつれきを念頭に、米国との摩擦を避けて関係を安定させる必要がある。
 オバマ政権にとっても、米国の経済再生のために中国は市場や貿易相手として不可欠な存在だ。軍事力に差はあるものの、中国を発信地とする米国へのサイバー攻撃に対する脅威は決して小さくない。

 ◇日本は警戒
 オバマ、習両氏は今回の会談で「新しいタイプの関係」を模索することで一致した。しかし米国が協力の拡大をてこに両国間の懸案を解決しようとしているのに対し、中国側は協調の下に懸案の棚上げを狙っている点で限界は見えている。
 菅義偉官房長官は8日、米中首脳会談について「日本の考え方は米国に伝えている。そこはしっかり主張してもらえる」と述べ、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立などでオバマ大統領が日本の立場を踏まえていると中国をけん制した。
 ある外務省関係者は「米国が中国に絡め取られるのではないか、米国が中国に引き寄せられ、中国の主張をなし崩し的に認めることになるのかといった点に注目している」と警戒感を隠さなかった。(パームスプリングズ時事)(2013/06/08-21:37)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013060800258より、
北朝鮮情勢など本格討議=新たな協力関係模索-米中首脳会談2日目

 【パームスプリングズ(米カリフォルニア州)時事】オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は8日午前(日本時間9日未明)、カリフォルニア州パームスプリングズ近郊の保養施設で、2日目の会談を行う。北朝鮮の核問題や沖縄県・尖閣諸島を含む海洋安保、気候変動などの諸懸案への対応についての考え方や協力の在り方を述べ合うとみられる。
 中国メディアによれば、両首脳は同日朝、一緒に外を散策し、朝食を共にする。その後昼ごろまで首脳会談や非公式協議を続ける予定だ。
 オバマ大統領と習主席は初日の会談で、今後数年間を見据えた「新たなタイプの協力関係」(大統領)の構築を目指すことで一致。中国を発信地とする米国の官民施設へのサイバー攻撃を両国の課題として、協力して対応する姿勢も確認した。(2013/06/08-19:00)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130608/k10015166841000.htmlより、
米中首脳 サイバー問題で協力を強調
6月8日 16時1分

アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席は、西部カリフォルニア州で首脳会談を行い、米中両国が、新たな関係を構築することで一致するとともに、両国の摩擦の原因となっているサイバー攻撃の問題について協力して取り組んでいく姿勢を強調しました。
ことし3月に習近平氏が、国家主席に就任して以来、初めてとなる米中首脳会談は、西部カリフォルニア州、パームスプリングス郊外の保養施設で、7日夕方からおよそ3時間半にわたって行われました。
会談の冒頭、オバマ大統領は「米中両国の新しい形の協力関係を構築したい」と強調したのに対し、習主席は「新たな発想で積極的に行動し、新しい大国どうしの関係の構築に努めなければならない」と応じました。
さらに、会談後、オバマ大統領は記者団に対し、「サイバーセキュリティーの問題を共に考えていくことがますます重要になっている。世界最大の経済と軍事の大国である中国とアメリカが、同じように理解することが重要だ」と述べました。
これに対し、習主席は、アメリカに対するサイバー攻撃は、中国が発信源だという報道が出ていることについて、「関心を持って見ていた。米中両国は、サイバー攻撃の問題をいかにして速やかに解決していくのか、研究していく」と述べ、アメリカと協力してサイバーセキュリティーの問題に取り組んでいく姿勢を強調しました。
その一方で、習主席は「中国もサイバー攻撃の被害者だ」と述べ、これまでの中国政府の主張を繰り返しました。
また、習主席は、オバマ大統領に対して都合のよいときに中国に招きたいと伝えたことを明らかにしました。
オバマ大統領と習主席は、8日も同じ保養施設で会談する予定で、両首脳は、うち解けた雰囲気のなか、ノーネクタイの軽装で会談を重ね、互いの信頼を高めたい考えです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013060800133より、
米中、新たな協力関係構築=サイバー問題にも対応-オバマ大統領、習主席と初会談

 【パームスプリングズ(米カリフォルニア州)時事】オバマ米大統領は7日午後(日本時間8日午前)、カリフォルニア州パームスプリングズ近郊の保養施設に中国の習近平国家主席を迎え、初めての首脳会談に臨んだ。両首脳は会談後、記者団に対し、米中が「新しい協力モデル」の構築を目指すことで一致したと述べた。また、サイバー問題でも協力して対応する考えを示した。
 オバマ大統領は会談冒頭、「中国の平和的台頭を歓迎する」と表明。両国の協力が必要な懸案として、北朝鮮の核問題への対応やサイバー攻撃、気候変動、経済摩擦など幅広いテーマを列挙した。また、中国の人権問題の重要性についても強調した。
 大統領はさらに「両国間にはいや応なく緊張のある分野があるものの、私が過去4年間に学んだことは両国民が協力を強く望んでいるということだ」と明言した。
 習主席は「中米関係の将来の青写真について討議するために大統領とお会いしている」と強調。「われわれは創造的に思考し、精力的に行動する必要がある」と述べ、相互利益に基づいた「新しい大国関係」の構築を共に目指したいと指摘した。習主席は会談でオバマ大統領の訪中を招請した。(2013/06/08-13:52)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130608/k10015164871000.htmlより、
米中首脳会談 新たな関係構築へ
6月8日 12時25分

アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席の初めての首脳会談が、アメリカ西部、カリフォルニア州の保養施設で始まり、両首脳は、米中両国が、新たな関係を構築したうえで、北朝鮮の核開発など共通の課題に、協力して取り組んでいく考えを示しました。
習近平氏が、ことし3月に国家主席に就任して以来、初めてとなる米中首脳会談は、西部カリフォルニア州パームスプリングス郊外の保養施設で、7日午後5時すぎ、日本時間の8日午前9時すぎから始まり、両首脳は、ノーネクタイで臨みました。
会談の冒頭、オバマ大統領は「習主席は、ことし3月に就任したばかりだが、早い時期に会談できることは、米中関係の重要性を示している」と述べました。
そして、「幅広い、くつろいだ話し合いを通して、双方の考え方を共有し、米中両国の新しい形の協力関係を構築したい」と強調しました。
そのうえでオバマ大統領は、米中両国は「北朝鮮の核、ミサイルの問題や地球温暖化の課題に協力して取り組んでいく。サイバー空間の安全や知的所有権の問題に共に取り組んでいきたい」と述べました。
これに対し習主席も「米中両国は、グローバルな課題に共に対応し、協力を強化しなければならない。新たな発想で、積極的に行動し、新しい大国どうしの関係の構築に努めなければならない」と応じました。
オバマ大統領と習主席は、7日と8日の2日間、この保養施設で会談する予定で、両首脳は、アメリカが、中国が発信源だと主張するサイバー攻撃の問題や、人権問題など、幅広いテーマについて率直に意見を交わし、互いの信頼を高めたい考えです。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013060801001410.htmlより、
米中首脳「新たな関係」で一致 サイバーで協力目指す
2013年6月8日 11時47分

 【パームスプリングズ共同】オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は7日午後(日本時間8日午前)、米カリフォルニア州パームスプリングズ近郊の保養施設で首脳会談を行い、米中が「新たな形」の関係を築くことで一致した。
 3月の国家主席就任後、習氏がオバマ氏と直接会談するのは初めて。習氏は、協調と共存を軸とする米中関係を築きたいと強調しており、今後数年間の米中関係の大きな枠組みをどうつくるかが焦点だ。
 会談では、米側が中国発のサイバー攻撃を懸念する中、オバマ氏がサイバー問題で中国との協力を目指す考えを示した。北朝鮮への対応では、オバマ氏が米中の協力の必要性を強調した。

http://mainichi.jp/opinion/news/20130607k0000m070118000c.htmlより、
社説:米中首脳会談 東アジアの緊張緩和を
毎日新聞 2013年06月07日 02時32分

 新たな米中関係の幕開けになるのかどうか。中米訪問中の習近平・中国国家主席は7、8の両日、米カリフォルニア州の保養地を訪れ、オバマ大統領と会談する。お互いノーネクタイの気楽なスタイルで週末を過ごし、率直な意見交換によって信頼を醸成しようというのだ。
 こうした米中会談は胡錦濤・前主席時代は考えにくかった。前例を探せば、02年に当時の江沢民主席がブッシュ大統領の私邸兼牧場(テキサス州)を訪れたが、宿泊はしていない。米中首脳が泊まり込みで議論する形の会談は極めて異例だ。
 オバマ政権の狙いは、建前をぶつけ合うより腹蔵のない対話で問題解決を探ることだろう。米レーガン政権はゴルバチョフ・ソ連共産党書記長と、クリントン政権はロシアのエリツィン、プーチンの両大統領と信頼関係を築き、冷戦から米露協調時代につなげた。同じことを、中国相手に試みているようにも見える。
 冷戦後、米国の一極支配が続いた世界は、中国の台頭に伴い、あちこちできしんでいる。アジア地域では「アジア回帰」のオバマ政権と「中国の夢」を追う習政権の摩擦が強まることも予想され、特に尖閣問題では米軍を巻き込んだ日中の衝突さえ懸念される。この時期に米中首脳が話し合うのは意義があろう。
 ソ連崩壊で生まれたロシアと違って中国では共産党の一党支配が続いており、対外姿勢はそう簡単には変わるまい。だが、中国の攻撃的な海洋進出に歯止めをかけるのは、日本を含む域内諸国の重要課題になっている。中国は尖閣周辺の東シナ海で領海侵犯を繰り返し、海上自衛隊の護衛艦にレーダーを照射し、南シナ海ではフィリピンやベトナムなどと軍事的に対立している。これではアジアの平和も安定も保てない。
 また李克強首相ら中国要人が日本は尖閣を「盗んだ」と公言し、人民日報は沖縄の日本帰属を疑問視する論文を載せた。中国がサンフランシスコ講和条約(52年発効)による戦後秩序に挑戦しているように見えるのは米国としても見過ごせまい。中国の盟友・北朝鮮が核兵器開発を進め、傍若無人な態度を取っていることも含めて、東アジアは危険な状況である。情勢改善に向けて日米の連携強化と米国による中国説得が欠かせまい。
 会談ではサイバー攻撃や核軍縮、シリア問題も討議されるという。2国だけで決められては困る問題もあり、中国が「大国同士の新たな関係」に過剰な自信を持てば、東アジア情勢は逆に悪化しかねない。その意味ではもろ刃の剣の側面もあるが、せっかくの会談である。両首脳の初顔合わせが、特に東アジアの緊張緩和につながるよう期待する。

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