イチロー 日米通算4000安打を達成

http://mainichi.jp/opinion/news/20130824k0000m070129000c.htmlより、
社説:視点・イチロー4000本=落合博(論説委員)
毎日新聞 2013年08月24日 02時31分

 ◇「いつも通り」積み重ね
 「偉業」という他にふさわしい言葉が見つからない。米大リーグ、ヤンキースのイチロー外野手(39)が日米通算4000安打を達成した。生涯安打2471本の長嶋茂雄氏(元巨人)の言葉を借りるならば、「気が遠くなるような数字」だ。
 日米合算の記録を4256安打のピート・ローズや4191安打のタイ・カッブと並べることに米メディアでは議論がある。その価値を認めつつも「リーグが違うのだから、同じランキングに入れるのは難しい」という見解は説得力がある。
 実際、日本のプロ野球から大リーグに移籍すれば、どんなに素晴らしい成績を残していても新人の扱いを受ける。7年連続首位打者で通算1278安打を放っていたイチロー選手も例外ではなかった。
 マリナーズとヤンキースで放った2722安打(21日現在)は大リーグでは59位にランクされる。だが、現役選手では3位、伝説の本塁打王ベーブ・ルースの同僚で「鉄人」と呼ばれたルー・ゲーリッグの記録を超えたと聞けば、どうだろう。
 記録達成直後、試合中にもかかわらずイチロー選手に駆け寄り、総出で祝福するチームメートや、総立ちで「イチロー」コールを繰り返したファンの姿を見れば、日米合算の賛否をめぐるメディアの評価がどうかは小さなことのように思える。
 運動部記者として1994年から3年間、オリックスを担当した。仰木彬監督(故人)のアイデアで登録名を本名の鈴木一朗からイチローに変更したのが94年。阪神大震災に見舞われた95年のリーグ優勝、96年に巨人を破っての日本一はイチロー選手を抜きにしてはあり得ない。現場で取材できた幸運を今でも感謝している。
 当時の口癖は「いつも通り」だった。ヒットを打っても打てなくても、試合後はベンチの裏でひとりスパイクを磨きながら取材に対応していた姿を思い出す。スランプに陥っても特別なことはしない。打席に入り、左手でユニホームの右肩をつまむ仕草も変わらない。その先に94年に達成したプロ野球記録の年間210安打(当時)など数々の記録があった。素っ気ない言葉だと受け止めながら、シーズンを通して「いつも通り」を続けることがいかに困難であるかに気づかされた。4000安打もその積み重ねに過ぎない。
 いつまで現役生活を続けるかについて、今年10月に不惑(40歳)を迎えるイチロー選手は「目標は45歳、夢は50歳」と語っているという。それを夢物語だと笑うことができない。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130823/mlb13082303170001-n1.htmより、
産経新聞【主張】イチロー4000本 さらに精進し「次」目指せ
2013.8.23 03:17

 米大リーグ、ヤンキースのイチロー外野手が日米通算4000安打を達成した。偉業に拍手を送りたい。
 これまでも、10年連続200安打やシーズン最多の262安打と、大リーグ記録を塗り替えてきたイチロー選手である。さらに上の数字を目指し精進してほしい。
 大リーグで過去、4000安打を成し遂げたのはピート・ローズとタイ・カッブだけである。「日米通算」は2人の記録とは同列に扱われにくいとはいえ、イチロー選手の大台到達には、大リーグ記録と同等の敬意が払われた。
 一塁ベンチからチームメートが駆け寄って塁上のイチロー選手を祝福し、スタンドの喝采も鳴りやまなかった。イチロー選手は「あんなふうに喜んでくれるとは想像していなかった。特別な瞬間を作ってもらった」と話した。
 地元紙、ニューヨーク・タイムズも直前に、イチロー選手がいた当時の日本の試合数は少なく、「早く米国に来ていれば、安打はもっと多かったかもしれない」と解説している。
 「日米通算4000安打」に対するこうした公正な評価や反応は日本人選手が米球界、米社会で定着した証左だと捉えたい。
 レッドソックスの上原浩治投手は、「日本と米国でけがをしないでプレーし続けていることが超一流」とコメントした。けががないのは、徹底した自己管理と節制のたまものだろう。
 現在、プロ22年目の39歳で、2010年を最後に200安打に届かなくなった。だが、体形は変わらず、脚力も衰えをみせない。
 4000本の内訳は、日本のプロ野球で1278安打、大リーグで2722安打である。今後も数字にこだわり、ローズの4256本や大リーグ通算3000本に挑戦し、日米の若い選手たちに刺激を与え、両国のファンをわくわくさせてもらいたい。
 4000安打達成のヤンキースタジアムでは1カ月前、ゴジラの愛称で親しまれた元ヤンキースの強打者、松井秀喜さんの引退式があった。
 米国では、日本を象徴するのは繁華街の広告板を独占する金持ち日本企業という時代があったが、今やイチロー選手や松井さんらがいる。良好な日米関係という点でも、存在感を示す日本人大リーガーたちの貢献度は高い。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013950481000.htmlより、
イチロー「祝福にただ感激」
8月22日 14時16分

イチロー選手は、日米通算4000本安打を達成した記者会見で「こういうきりのいい数字というのは1000回に1回しかこない。4回重ねられたことはそれなりかなあと思う。しかし、4000という数字よりも、あんな風にチームメイトやファンが祝福してくれたことがとても深く心に刻まれました。僕だけのために試合を止めて時間を作ってくれるという行為に、ただただ感激した」と振り返りました。
ヒットを積み重ねられた要因については、「4000本のヒットを打つために、8000回以上の悔しい思いをしてきている。その中で、常に自分なりに向き合ってきたという事実はある。誇れるとしたらそこではないかと思う」と話しました。
今後の選手生活について「うまくいったことではなく、うまくいかなかったことの方が強く記憶に残り、その中で瞬間的に喜びが訪れる、それがプロの世界のだいご味でもあると思う。これからも失敗をいっぱい重ねていって、たまにうまくいってという繰り返しだと思います。うまくいかないことと向き合うことはしんどいですが、これからもそれを続けていきます」と話しました。
【古巣マリナーズも祝福】イチロー選手が去年7月まで所属した古巣のマリナーズも、球団として祝福のメッセージを発表しました。
この中でマリナーズは、「イチロー選手の注目すべきキャリアがシアトルからスタートしたことを、4000本のうちの2533本を11年半袖を通したマリナーズのユニフォームで打ってきたことを誇りに思う。歴史的な記録は、ベースボールの偉大な打者の1人であることを証明するものだ」と記録達成を称賛しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013943441000.htmlより、
イチロー 日米通算4000安打達成
8月22日 8時32分

大リーグ、ヤンキースのイチロー選手が、21日のブルージェイズ戦でヒットを打ち、日米通算4000本安打を達成しました。
イチロー選手は、日米通算でのヒットの数を3999本として、21日、ニューヨークで行われたブルージェイズとの試合に2番ライトで先発出場しました。
イチロー選手は、1回の最初の打席にレフト前にヒットを打って日米通算4000本安打を達成しました。
達成した直後にはスタンドの観客が立ち上がって拍手を送り、ヤンキースのベンチからチームメイトがイチロー選手を囲んで大記録の達成を祝福しました。
イチロー選手は、ヘルメットをとって一礼し、大歓声に応えました。
イチロー選手は、プロ野球のオリックスに在籍した9年間で1278本の安打を打ち、大リーグに移籍後は10年連続でシーズン200本以上の安打を記録するなど、13年目で2722本のヒットを打って日米通算で4000本安打に到達しました。
日本のプロ野球には4000本安打を達成した選手はいません。
大リーグでは4256本の通算安打記録を持つ、レッズなどで活躍したピート・ローズさんなど2人しか達成していない記録です。

イチロー「特別な瞬間」
イチロー選手は、日米通算4000本安打達成について「ここ何日か、みんなからそのことを聞かれていて、ぼくよりも周りの人のテンションが高いことに驚いていた。実際にヒットを打ってみて、チームメートやファンの人がこれほど喜んでくれたことに驚いているし、半泣きになりました。特別な瞬間を作ってもらいました」と記録達成の瞬間を振り返りました。
その道のりについては、「今もそうですが、きょうの結果がないとあしたがないという毎日を過ごしてきたということだと思う」と話しました。
イチロー選手は今後、さらに高めたいことは何かと聞かれて、「自分が高まってきたかどうか、成長したかどうかは、おそらく一生、自分自身では分からないこと。でも、そうなることを信じて、これからもプレーしていきたい」とこたえました。

長嶋茂雄さん「出ているからこそ達成された記録」
イチロー選手の日米通算4000本安打達成について、巨人の元監督の長嶋茂雄さんは、「日米ともずば抜けた成績で、偉業というほかありません。自分自身の記録と比較しても、気が遠くなるような数字です。けがが少なく、いつもゲームに出ているからこそ達成された記録であり、コンディションに細心の注意を払っているイチロー選手の努力のたまものだと思います。常にグラウンドにいることは最高のファンサービスであり、まさにプロ中のプロと言えましょう。今後も一日でも長く第一線で活躍してほしい」と、球団を通じてコメントを発表しました。

王会長すばらしいのひと言
イチロー選手の日米通算4000本安打達成について、ソフトバンクの王貞治会長は「メジャーで13年間、レギュラーを続けることは並大抵の努力でできるものではありません。常日頃から野球をする準備ができているからこそであり、その姿勢はすべての選手の見本となるものであり、すばらしいのひと言に尽きます」と、球団を通じてコメントを発表しました。

ジーター野球に対する姿勢を尊敬
イチロー選手の日米通算4000本安打達成について、ヤンキースのデレック・ジーター選手は「4000本のヒットはどこで打ったかには関係なく、すごい記録だと思う。チームメートになって見えてきたのは、どれだけ必死に練習しているかだ。常に何かに取り組んでいる。彼の野球に対する姿勢を尊敬している」と話していました。

父親の宣之さん「さらに精進して」
イチロー選手の出身地の愛知県豊山町では、役場で、町の人たちが、テレビで試合を観戦し、イチロー選手が4000本安打となるヒットを放つと、歓声や拍手が沸き起こりました。
少年野球をしているという小学校5年生の男の子は、「あの緊張感の中で打ったのは、すごいと思います。僕にとっては、神様のような存在です」と話していました。
また、イチロー選手の父親の鈴木宣之さん(70)は、自宅前で記者団に対し、「イチローには、『4000本安打おめでとう。さらに精進して、まい進しなさい』というメールを送りました。打った瞬間は、少年時代に豊山町内のグランドで練習したことが急に思い出され、ぐっとこみあげるものがありました。これが頂上ではなく、上には上があるので、これからも頑張ってほしい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130821/k10013915271000.htmlより、
イチロー4000本へあと1本
8月21日 11時48分

大リーグ、ヤンキースのイチロー選手は20日、ブルージェイズとのダブルヘッダーのうち最初の試合でヒット2本を打って日米通算4000本安打まであと1本としました。
イチロー選手はダブルヘッダーの最初の試合に2番ライトで先発出場し、3回の第2打席でレフト線にツーベースヒットを打って、続くカノー選手のスリーランホームランでホームを踏みました。
7回の先頭で回ってきた4回目の打席では変化球をセンター前にはじき返し、この試合2本目のヒットをマークしました。
イチロー選手は続くカノー選手のツーベースヒットの間に俊足を生かして一気にホームに帰り、追加点を挙げました。
本拠地ニューヨークでの試合でイチロー選手は日米通算4000本安打まであと1本として次の8回は、ファンから「イチロー」コールを受けながら打席に入ったもののファーストゴロでした。
この試合はヤンキースが8対4で勝ちました。
イチロー選手はダブルヘッダーの2試合目には同点の9回裏に1塁ランナーの代走で出場し、味方のタイムリーヒットでサヨナラのホームを踏んで、チームは3対2で勝ちました。
この日、イチロー選手はヒット2本で日米通算のヒットの数を3999本まで伸ばし、4000本安打達成は翌日以降の試合に持ち越されました。

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